テレアポ辞めたい…しんどい・詰まらないと感じる原因や対処法を解説
テレアポはきつい・しんどいことも多々ある仕事であり、辞めたいと感じる方も多いことでしょう。
辞めたいと感じるまで精神的に追い込まれているのであれば、早々に対処をする必要があります。
何よりも自分の健康が第一であり、自分のために最善の策をとっていく必要があるでしょう。
そのためここでは、テレアポを辞めたいと考える理由や辞めたいと感じた時の対処法を解説します。
自分1人で抱え込まず、この記事を読んで早めに対処しましょう。
テレアポを辞めたくなる理由
テレアポをやめたくなる理由は、以下の4つに大きく分けられます。
1. ノルマがきつい
2. 相手から怒られる・怒鳴られる
3. 作業感が辛い
4. 営業の仕方が分からない
それぞれを解説します。
ノルマのハードルがきつい
ノルマのハードルがきついため、テレアポをやめたくなる方は多くいます。
月や週、日単位で以下の様なノルマが課されているテレアポの職場は、決して珍しくありません。
・アポの取付成功件数
・電話をかけた回数
テレアポは成約率の目安がおよそ数%程度の世界ですから、1日1~2件のアポが取れれば良い方でしょう。
そのため、「1日〇件」などとノルマを課されてしまうと、どう頑張っても達成できないことの方が多いのです。
毎日必死に頑張っているのに、なかなかノルマを達成できない。上司は自分の頑張りを認めてくれず、ノルマが達成できていない事実のみをもって自分に厳しく接してくる。
このような状態では仕事にやりがいを感じられず、辞めたいと思っても無理はありません。
テレアポの成約率を高めるためには、リストやトークスクリプトの用意が有効であり、テレアポがうまい人のやり方をマネしてみることもおすすめです。
テレアポでお客様から怒られる
電話をかけたかけた相手から怒られる・怒鳴られるのが嫌なことも、テレアポを辞めたいと考える大きな要因の1つです。
テレアポは全く顔を合わせたことが無い人にいきなり電話をかける業務であり、電話をかけた相手に歓迎されることは基本的にありません。
そのため、相手から断られるだけでなく、「忙しいのにかけてくるな!」と怒られることも日常的にあります。
もちろん仕事でやっているのですから、ビジネスマナーを守っているのであれば気にする必要はありません。
しかし、実際にお客様から怒鳴られると、どうしても自分を否定されたような気持ちになってしまうのです。
「怒られるのも仕事の内だ」と割り切ることが対策としては考えられます。
なかなかうまく割り切れないものではなりますが、電話相手の言動をあまり真剣に捉え過ぎず、ある程度気を抜いて取り組む姿勢も大切でしょう。
作業感がある
テレアポは毎日数十・数百件の電話をかけますから、慣れてくるとどうしても作業感が出てきてしまいます。
テレアポ経験が増えていくと、電話相手のタイプがある程度、類型化できることに気付き、新鮮味がなくなってきてしまうのです。
単純作業だと感じると時間が過ぎるのも遅くなり、自分が成長できていないと感じるとモチベーションも下がってしまいます。
テレアポの作業感を減らすには、自分から新しいことを取り入れていくことが重要です。
例えば、1つだけでなく複数のトークスクリプトを用意し、使い分けてみることも対策の1つでしょう。
また、テレアポに応用できる心理学を学んで実践してみる(相手の言葉にオウム返しで反応すると親近感を持ってもらいやすい等)と、自分の成長にもつながって一石二鳥です。
営業の仕方が分からない
営業のやり方が分からないままテレアポを続けていると、成果につながらないうえにいつまでも仕事に慣れることができず、辞めたくなるものでしょう。
テレアポは非対面式の営業であり、電話を使って声だけで相手とコミュニケーションをとらなくてはなりません。
一定以上の営業技術を身につけなくては、安定して成果につなげ続けることは難しいです。 やり方が分からないまま電話相手に怒られる続けることは、想像以上に辛いことでしょう。
営業のやり方を覚えるには、テレアポがうまい人のやり方をまねる方法が考えられます。
成果が出ている人と自分には何が違うのか、少しずつでも考えていくことが大切でしょう。
テレアポを辞めたくなった時の対処方法
ここではテレアポをやめたくなった際の対処法を以下の4つに分けて解説します。
1. 仕事から少し離れてみる
2. 上司や同僚に相談する
3. 配置転換や異動を申し出る
4. 退職する
とにかく、なんでも自分1人で抱えてしまわないことが重要でしょう。
仕事から一定期間に離れる
テレアポを辞めたいと感じたら、休んで仕事から少し離れてみましょう。
仕事から離れてゆっくりとすることで、自分のことを見つめなおす良い機会になります。
午後は半休をとってゆっくりするだけでも気分転換になりますし、疲れてしまったら1週間程度休んでも問題ありません。
また、仕事を休んだ後に復帰する時は職場に行きづらいものでしょう。
しかし、休む権利は誰にだってあるのですから、気にし過ぎる必要はありません。
朝少し早めに行って上司に一言御礼を伝えるくらいで充分であり、後は通常通り仕事に戻ってしまいましょう。
ただし、休み中でも仕事のことが頭から離れず、不安で仕方ない状態であれば、仕事から離れることは解決につながりません。
別の方法を検討してみましょう。
上司や同僚に相談する
毎日仕事が辛くて辞めたいことを、上司や同僚に相談してみましょう。
一緒に解決策を考えてくれるかもしれませんし、何より、誰かに話を聞いてもらうだけでもとても楽になるものです。
ただし、相談する相手は少し選ぶ必要があります。
こちらの話をしっかり聞いてくれる上司に相談することが大切であり、最初から「もう少し頑張ってみよう」などという上司には、相談しても解決につながりません。
聞き入れてくれない場合もあるため少し勇気が必要ですが、「辛い・辞めたい」と思うことは悪いことではありませんから、気持ちを楽にして相談してみましょう。
配置転換や異動を相談する
テレアポ以外の部署へ配置転換や移動を申し出ることも、有効な解決策の1つです。
どうしても営業職が向いていない中で無理にテレアポを続けても、自分はもちろん会社にだってあまり得はありません。
もし職場の異動が無理でも、業務内容の変更などをしてもらえる可能性はあります。
まずは上司に掛け合い、話を聞いてもらえていない様子であれば人事に直接話をしてみるのも1つの方法です。
もちろん自分の要望が通らない可能性もありますが、待遇を見直してくれることもあるため、どうしてもテレアポの仕事ができないと感じたら一度相談してみましょう。
退職する
上司に相談しても効果はなく、配置転換や異動を申し出ても聞き入れてもらえないのであれば、会社を辞めることも選択肢の一つです。
一度心のバランスを崩して病気になってしまうと、回復するまでには半年~数年程度の長い時間を必要とします。
常に仕事のことを考えてしまい辛くて仕方ないなどの症状が出ているのであれば、退職して一度リセットすることを考えましょう。
退職する前は「周りに迷惑がかかる」「上司に言いづらい」など考えてしまうものであり、退職後の生活を考えたらなかなか辞め辛いことも多くあります。
しかし、何より大切なのは自分自身です。自分の健康を一番に考えて、行動するようにしましょう。
実際に退職する場合はまず、上司にその旨を申し出ます。
退職する時期は繁忙期でない方が会社としては良いのですが、気に病むタイプの方は、そうしたことをあまり考え過ぎるといつまでも辞められなくなるものです。
本当に辛くて会社にも行けない位であればあまり周りのことは気にし過ぎず、自分のタイミングで切り出しましょう。
マナーとしては遅くとも退職日の2ヶ月くらい前には退職を切り出すべきですが、法律上は退職を申し出てから2週間で会社を辞めることが可能です。
上司に伝えた後は、社内規定に沿って各種手続を進めます。
テレアポを辞めたくなった際に一番良い方法は上司に相談すること
ここまでのお話しを考慮すると、テレアポを辞めたくなった際に一番良い方法は、上司に相談することだと言えます。
上司に相談することで今の悩みを解決できる可能性があるにも関わらず、その選択肢を使わないままでいるのはもったいないためです。
上司に「辛い」と切り出すことで、テレアポをしない部署への部署移動やテレアポ以外の用務へ部内での配置転換などを検討してもらえるかもしれません。
なにより、他人に話すことで気持ちが楽になることは多々あります。 上司が聞き入れてくれない可能性はありますが、まずは切り出してみて、それから今後のことを考えても良いのではないでしょうか。
まとめ
テレアポを辞めたくなる理由は、ノルマがきつい、お客様に怒られるのが辛い、単純作業に耐えられないなど様々です。
もしテレアポを辞めたいと思ったら無理せず少し仕事から離れたり、上司に相談してっ見たりと早めに対処するようにしましょう。
場合によっては退職することも立派な選択肢の1つですが、まずは上司への配置換えや異動も含めた相談をおすすめします。