AIで営業資料作成できる!おすすめのツールや活用のポイントを解説
営業資料の作成では、文章の下書きやスライド構成、デザインなどにAIを活用できます。
文章のたたき台やスライドの構成、デザインまでAIで支援・自動化することで、資料作成にかかる時間を短縮できます。
本記事では、営業資料作成にAIを使うメリットや注意点、選び方を解説したうえで、おすすめのAIツールと活用手順、便利なプロンプト例を紹介します。自社の営業資料作成に役立ててください。
目次
営業資料の作成にAIが活用される理由

営業資料の作成では、文章や構成、デザインを考える工程に一定の作業時間がかかります。
提案資料や見積書、事例紹介資料など、商談ごとに資料を作成する必要があり、営業担当者によっては、資料作成が業務負担になる場合があります。
AIの活用で文章の下書きや構成案、デザインのたたき台を短時間で用意できるため、資料作成にかかる時間を短縮できます。
文章やスライド構成の作成を支援できる生成AIもあります。
資料作成の負担が減ることで、営業担当者は商談準備や顧客対応などの営業活動に時間を使えるようになります。
AIで作成しやすい営業資料と注意が必要な資料

会社紹介資料やサービス概要資料など、構成を定型化しやすい資料はAIを活用できる領域です。
過去の資料や情報を渡せば、構成や文章のたたき台を短時間で作成できるため、ゼロから作る場合に比べて作成工数の削減につながります。
一方で、個別の商談向けに数値や事例を盛り込む提案書、見積書のように正確な金額や契約条件を扱う資料は注意が必要です。
AIは事実と異なる内容をもっともらしく生成することがあるため、数字や固有名詞、契約条件に関わる部分は人が確認する必要があります。
AIは下書きや構成づくりの補助として使い、最終的な内容は、社内の確認ルールに沿って人が確認する必要があります。
営業資料作成にAIを活用するメリット

営業資料の作成にAIを取り入れることで、時間の削減以外にもさまざまなメリットが得られます。
以降では、メリットを5つ紹介します。
- 資料作成にかかる時間を短縮できる
- 構成や文章のたたき台をすぐに作成できる
- デザインの知識がなくても見やすい資料ができる
- 資料の品質を一定に保ちやすい
- 営業担当者が商談準備や顧客対応に集中しやすくなる
資料作成にかかる時間を短縮できる
AIを活用すると、文章の下書きや構成案の作成など、営業資料を作る一部の工程を効率化できます。
ゼロから文章や構成を考える作業を減らせるため、資料作成時間の短縮につながります。
AIツールでは、過去の資料を参照して既存の構成や表現を活かして資料作成を効率化できます。
資料作成の工数を削減できれば、商談準備や顧客対応に時間を配分できます。
構成や文章のたたき台をすぐに作成できる
AIに資料の目的や商品情報を入力すると、構成案のたたき台を作成できます。
白紙の状態から資料を作る負担が減り、たたき台をもとに肉付けしていく形で進められるため、ゼロから構成を考える工程を減らせます。
文章表現に悩む時間も減り、内容を考えることに集中できます。
複数パターンの構成案を短時間で比較検討できる点も、AIを使うメリットです。
デザインの知識がなくても見やすい資料ができる
デザインの知識や経験がなくても、AIツールを使えば整ったレイアウトの資料を作成できます。
テンプレートやAIによる自動レイアウト機能を使えば、文字の配置や配色を細かく調整しなくても、レイアウト案を作成できます。
デザイン専任の担当者がいない企業でも、テンプレートに沿ったレイアウトの資料を用意できるでしょう。
資料の見た目にかける時間を減らし、内容の検討に時間を使えるようになります。
資料の品質を一定に保ちやすい
担当者によって資料の完成度にばらつきが出ることは、多くの営業組織が抱える課題です。
共通のテンプレートや表記ルール、ブランドガイドラインなどをAIへの指示に含めることで、資料の構成や表現を統一できます。
文章の言い回しや構成の抜け漏れも、AIがチェックの補助を担うことで防ぎやすくなります。
ただし、生成結果にはばらつきがあるため、人による確認や修正は必要です。
営業担当者が商談準備や顧客対応に集中しやすくなる
資料作成にかかる時間や手間が減ることで、営業担当者は商談準備や顧客対応などの業務に時間を使えるようになります。
顧客の課題整理や商談準備、フォローアップといった、成果に直結する業務に集中できる点が大きなメリットです。
資料作成の工数を削減できれば、その時間を商談準備や顧客対応などに振り分けやすくなります。
営業資料作成にAIを活用する際の注意点

AIは営業資料作成に役立つ一方で、使い方を誤るとリスクにつながることもあります。
以降では、営業資料作成にAIを活用する際の注意点を5つ解説します。
- ハルシネーションを防ぐファクトチェックを徹底する
- 顧客情報や社外秘の情報を安易に入力しない
- 社内でAIに入力してよい情報のルールを決めておく
- AIが作成した文章は自社や顧客に合わせて人が修正する
- 著作権や商用利用のルールを確認する
ハルシネーションを防ぐファクトチェックを徹底する
生成AIは、事実と異なる情報をもっともらしく出力することがあります。この現象はハルシネーションと呼ばれます。
営業資料に誤った数値や事例を載せてしまうと、顧客からの信頼を損なうおそれがあるため、公開前の確認は欠かせません。
特に料金や実績など、事実関係が重要な情報は、一次情報にあたって確認しましょう。
顧客情報や社外秘の情報を安易に入力しない
営業資料を作成する際、顧客名や契約条件などの機密情報をAIに入力してしまうケースがあります。
入力データの保存期間、モデル学習への利用の有無、アクセス権限、データの保存場所などを確認しましょう。
利用するAIツールの利用規約やデータの取り扱い方針を確認したうえで、入力してよい情報の範囲を判断しましょう。
不安がある場合は、固有名詞を伏せた状態で入力するなどの工夫も有効です。
社内でAIに入力してよい情報のルールを決めておく
担当者ごとの判断に任せていると、機密情報の取り扱いにばらつきが出てしまいます。
どのような情報ならAIに入力してよいか、事前に社内でルールを定めておくことが望ましい対応です。
利用してよいAIツールの範囲や、入力禁止の情報の種類を明文化しておくと、担当者も判断できます。
ルールを整備しておくことで、情報管理上のリスクを減らすためにもAIを活用できます。
AIが作成した文章は自社や顧客に合わせて人が修正する
AIが作成する文章は、汎用的な表現になりやすく、そのままでは自社らしさが伝わりにくいことがあります。
顧客の業界や課題に合わせた言い回しになっているか、自社のトーンと合っているかを、人の目で確認して調整しましょう。
AIの出力をたたき台として活用し、最終的な仕上げは営業担当者が行うという役割分担が重要です。
生成結果を確認し、自社や顧客に合わせて修正する必要があります。
著作権や商用利用のルールを確認する
AIが生成した文章や画像を営業資料に利用する場合は、サービスの利用規約で商用利用の条件や生成物の利用範囲を確認しましょう。
ツールによって、商用利用の可否や生成物の著作権の扱いが異なるため、契約プランごとの規約を事前に確認しておくことが重要です。
生成された画像やイラストが、既存の著作物に類似していないかにも注意が必要です。
不明な点は、各サービスの公式ヘルプやサポートで確認しましょう。
営業資料作成に使うAIツールの選び方

営業資料作成向けのAIツールは、機能や得意分野が製品ごとに異なります。
以降では、営業資料作成に使うAIツールの選び方を解説します。
- 文章・構成・デザインのどこまで対応できるか
- PowerPointやGoogleスライドと連携できるか
- テンプレートやデザインの種類が豊富か
- 日本語の営業資料を作成しやすいか
- 料金や無料プランの範囲は自社に合っているか
- セキュリティ対策や法人利用のしやすさを確認する
文章・構成・デザインのどこまで対応できるか
AIツールによって、文章の作成に強いもの、スライドのデザインまで自動生成できるものなど、対応範囲は異なります。
自社が何を効率化したいのか(文章なのか、デザインなのか)を明確にしたうえで、必要な機能を備えたツールを選びましょう。
文章とデザインの両方を求める場合は、複数のツールを組み合わせて使うことも選択肢になります。
自社の資料作成フローに合わせて、必要な機能を見極めることが大切です。
PowerPointやGoogleスライドと連携できるか
すでにPowerPointやGoogleスライドで営業資料を管理している場合、既存のファイルと連携できるかを確認しましょう。
既存のフォーマットをそのまま活かせるツールであれば、社内での運用ルールを大きく変えずに導入できます。
逆に連携できないツールを選ぶと、他の形式へ変換する手間が増えてしまいます。
社内で使っている資料作成ソフトとの相性を、導入前に確認しておくと安心です。
テンプレートやデザインの種類が豊富か
テンプレートの種類が豊富なツールほど、資料の目的やシーンに合わせたデザインを選びやすくなります。
業種やシーンに応じたテンプレートが用意されていると、ゼロからデザインを考える手間を減らせます。
自社のコーポレートカラーやロゴを反映できるかどうかも、確認しておきたいポイントです。
テンプレートの見た目が自社のブランドイメージに合っているかも、あわせて確認しましょう。
日本語の営業資料を作成しやすいか
日本語の文章表現やフォント、改行、レイアウトなどが自然に処理されるかを確認しましょう。
日本語を入力した際にレイアウトが崩れたり、不自然な表現が生成されたりする場合もあるため、実際の営業資料に近い内容で試すことが重要です。
実際に自社の商品やサービスの情報を入力し、生成される文章やデザインの精度を試してから判断すると安心です。
無料プランやトライアルがあれば、導入前に確かめておきましょう。
料金や無料プランの範囲は自社に合っているか
AIツールの料金体系は、無料プランから月額数千円の個人向けプラン、法人向けの契約までさまざまです。
無料プランでどこまでの機能が使えるのか、有料プランに切り替えるとどの程度コストがかかるのかを、事前に確認しておきましょう。
利用人数が増えるほど料金が変わるツールもあるため、組織全体で使う場合は総額で比較することが大切です。
必要な機能と料金のバランスを見て、自社に合ったプランを選びましょう。
セキュリティ対策や法人利用のしやすさを確認する
営業資料には顧客情報や自社の非公開情報が含まれることもあるため、セキュリティ対策は重要な確認項目です。
入力したデータの取り扱い方針や、法人向けプランでのセキュリティ機能の有無を確認しておきましょう。
アカウント管理や利用範囲の制限など、組織で利用する際の管理機能が整っているかも確認したいポイントです。
情報システム部門がある企業は、導入前に社内の利用ガイドラインと照らし合わせておくと安心です。
営業資料作成におすすめのAIツール

以降では、営業資料作成におすすめのAIツールを紹介します。
※料金体系は変動しているため、公式サイトを確認するようにしてください。
ChatGPT

| ツール名 | ChatGPT |
| 特徴 | ・自然な会話形式で文章の生成・編集・要約が可能 ・営業トークスクリプト・提案書・メール文面など多様な営業資料に対応 ・Businessプランではデータがモデル学習に使用されないセキュリティ設計 |
| 料金 | ・無料プラン:0円/月 ・Goプラン:1,400円/月 ・Plusプラン:3,000円/月 ・Businessプラン:3,850円/ユーザー・月、年払いは3,050円 ・Enterpriseプラン:要問い合わせ ※税込 |
ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型の生成AIです。
商品情報や顧客の課題を伝えると、営業資料の構成案や文章のたたき台を短時間で作成できます。
スライド自体を直接デザインする機能はありませんが、文章表現や構成のアイデア出しに強く、他のデザインツールと組み合わせて使われることが多いツールです。
料金はFreeプランのほか、Go、Plus、Proなどの有料プランがあります。料金体系は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
Microsoft Copilot

| ツール名 | Microsoft 365 Copilot |
| 特徴 | ・Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなど既存のMicrosoft 365アプリ上でそのままAIを活用できる ・組織内のメール・カレンダー・ドキュメント・Teams履歴などの業務データをMicrosoft Graphを通じてリアルタイムに参照し、文脈に沿った回答を生成できる ・入力データがLLMの学習に使用されない設計で、企業ごとに閉じたテナント環境でセキュアに利用できる |
| 料金 | ・Copilot Chat(基本機能):追加費用なし(対象Microsoft 365サブスク保有者) ・Microsoft 365 Copilot Business:18/ユーザー・月(年払い、2026年6月30日までの割引価格)/25.20(月払い)※最大300ユーザー ・Microsoft 365 Copilot Enterprise:$30/ユーザー・月(年払い) ※Microsoft 365 E3/E5・Business Standard/Premium等が前提 |
Microsoft 365 CopilotはPowerPointやWordなど、Microsoft 365の各アプリに組み込まれた有料AI機能です。
プロンプトを入力するだけで、PowerPoint上にスライドの構成やデザインを直接生成できます。
既存のWord文書やアウトラインをもとにスライドを作成できるため、すでにMicrosoft 365を使っている企業では導入のハードルが低い点が特徴です。
Microsoft 365 Copilotは、対象となるMicrosoft 365プランに追加して利用できますMicrosoft 365 Copilot単体は、年払いで1ユーザーあたり月額4,497円相当です。利用には対象のMicrosoft 365ライセンスが別途必要です。
Gemini

| ツール名 | Gemini(ジェミニ) |
| 特徴 | ・Google が開発したマルチモーダル対応の生成AI ・Gmail・Google ドキュメント・スプレッドシートなど Google Workspace との深い連携が可能 ・テキスト・画像・音声・動画など多様な形式の入出力に対応 |
| 料金 | ・無料プラン:0円 ・Google AI Plus:725円 / 月 ・Google AI Pro:2,900円 / 月 ・Google AI Ultra:14,500円 / 月(年間契約時) |
Geminiは、Googleが提供する生成AIで、Google Workspaceのアプリと連携できる点が特徴です。
Googleスライドやドキュメント上で、AIに指示を出して文章やスライドのたたき台を作成できます。
Googleスライド・ドキュメント・Gmailなど普段使っているツールの中でそのままAIを使えるため、作業の流れを大きく変えずに導入できます。
GeminiにはGoogle AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultraなどのプランがあります。
Google Workspaceで利用する場合は法人向けプランの提供条件が異なるため、最新の料金と利用条件を公式サイトで確認してください。
Gamma

| ツール名 | Gamma |
| 特徴 | ・テキストプロンプトを入力するだけで、AIがプレゼン・ドキュメント・Webサイトを自動生成 ・ワンクリックでデザインテーマを変更できるスタイル切り替え機能を搭載 ・PDF・PPTXのインポート/エクスポートに対応し、既存資料のリデザインも可能 |
| 料金 | ・Free:無料(AI初回クレジット400付与) ・Plus:月額1,800円/ユーザー ・Pro:月額3,500円/ユーザー ・Ultra:月額14,750円/ユーザー ※月払い |
Gammaは、米国サンフランシスコ発のAIスタートアップ「Gamma Tech, Inc.」が提供する、プレゼン資料・ドキュメント・Webサイトを自動生成できるAIデザインプラットフォームです。
営業資料の作成においては、テキスト指示を入力するだけで、レイアウト・文章・画像が最適化されたスライドが数十秒で完成します。デザインの専門知識がなくても、即座にプロ品質の資料を用意できる点が大きな強みです。
料金はFreeプランのほか、Plus月額1,440円〜など複数のプランがあり、無料プランでは生成回数に制限があります。
スライドのデザイン作業を効率化したい場合に利用できます。
Canva

| ツール名 | Canva(キャンバ) |
| 特徴 | ・ドラッグ&ドロップで操作できる直感的なデザインエディター ・360万点以上のテンプレートと1億4,100万点以上のプレミアム素材 ・AI画像生成・文章作成・自動翻訳など多彩なAI機能を搭載 |
| 料金 | ・無料プラン:¥0 ・Canvaプロ:¥11,800/年(1人あたり) ・Canvaビジネス:¥18,800/年(1人あたり) ・Canvaエンタープライズ:要問い合わせ |
Canvaは、デザインツールとして豊富なテンプレートを持つサービスで、AI機能も搭載しています。
文章生成やデザイン提案など、AIによる作成支援機能を使いながら、営業資料や提案書を作成できます。
ビジネス向けを含む豊富なテンプレートが用意されているため、資料の目的やシーンに合わせたデザインを選びやすい点が特徴です。
料金は無料プランのほか、Proプラン月額1,180円〜(年払い:11,800円/年)など複数のプランがあります。
Beautiful.ai

| ツール名 | Beautiful.ai |
| 特徴 | ・AIが自動でレイアウトを最適化する「Smart Slides」機能を搭載 ・300種類以上のスライドテンプレートとAIによるコンテンツ生成が利用可能 ・PowerPointのインポート・エクスポートや閲覧分析(ビューアーアナリティクス)に対応 |
| 料金 | ・Pro:月額14.50ドル(年払い)/月額45ドル(月払い)※個人向け ・Team:月額40ドル/ユーザー(年払い)/月額50ドル/ユーザー(月払い)※2〜20名 ・Enterprise:要問い合わせ |
Beautiful.aiは、スライド作成に特化したAIツールで、要素を配置すると自動でレイアウトが整う点が特徴です。
文字や画像を追加するだけで、AIがバランスの取れたデザインに自動調整してくれます。
ビジネス向けのテンプレートが充実しており、営業資料やピッチ資料の作成を想定した機能が中心になっている点が特徴です。
料金はPro月額14.50米ドル〜(年契約)、Teams月額40米ドル/人などのプランが用意されています。
営業資料をAIで作成する手順6ステップ

以降では、営業資料をAIで作成する際の手順を6つのステップで紹介します。
- 資料を作る目的と相手を決める
- 営業資料に入れる内容を整理する
- AIに渡す商品・サービスや顧客の情報を整理する
- AIに営業資料の構成案を作成してもらう
- AIツールで文章・デザイン・図表を整える
- 数字や事実を確認し顧客に合わせて修正する
資料を作る目的と相手を決める
まずは、資料を何のために、誰に向けて作るのかを明確にします。
新規顧客向けの提案書なのか、既存顧客向けの導入事例紹介なのかによって、盛り込むべき内容は変わります。
目的や相手が曖昧なままAIに指示を出すと、汎用的で的外れなアウトプットになるため、最初に整理しておくことが重要です。
決裁者が誰なのか、どのような情報を重視するのかも、あわせて考えておきましょう。
営業資料に入れる内容を整理する
目的と相手が決まったら、資料に盛り込みたい内容を整理します。
課題、解決策、商品・サービスの特長、導入効果、料金など、必要な要素を書き出しておきましょう。
必要な情報を整理しておくことで、AIへ指示する内容を具体化できます。
既存の資料がある場合は、参考として活用したい部分もあわせてまとめておくとスムーズです。
AIに渡す商品・サービスや顧客の情報を整理する
AIに指示を出す前に、商品・サービスの特長や強み、顧客の業界・課題などの情報を整理します。
商品・サービスの特徴や資料の目的などを具体的に伝えることで、希望する内容に近い出力を得やすくなります。
顧客の機密情報や社外秘の情報は、この段階で入力してよい範囲かどうかも確認しておきましょう。
整理した情報は、後の工程でもそのまま活用できます。
AIに営業資料の構成案を作成してもらう
整理した情報をもとに、AIに営業資料の構成案を作成してもらいます。
目的・相手・盛り込みたい内容を具体的に伝えることで、目的に合った構成案を得られます。
一度で満足のいく構成にならない場合は、修正指示を出しながら何度かやり取りを重ねましょう。
複数パターンの構成案を出してもらい、比較検討するのもおすすめです。
AIツールで文章・デザイン・図表を整える
構成案が固まったら、AIツールを使って文章やデザイン、図表を整えていきます。
ツールによって得意分野が異なるため、文章はChatGPTで、デザインはGammaやCanvaでといった組み合わせ方も有効です。
表やグラフを使う部分は、AIに下書きを作らせたうえで、実際のデータに置き換えて仕上げます。
この段階で、資料全体の見た目やトーンを統一しておきましょう。
数字や事実を確認し顧客に合わせて修正する
最後に、AIが生成した内容の数字や事実関係を確認します。
料金や実績、固有名詞などに誤りがないかをチェックし、顧客の状況や課題に合わせて表現を調整しましょう。
AIが作成した文章はそのまま使うのではなく、自社らしさや顧客への配慮が伝わる表現に整えることが大切です。
この最終確認を経て、営業資料として使える状態に仕上げます。
営業資料の質をAIで高める活用のポイント

AIを使いこなすことで、営業資料の質をさらに高められます。
以降では、営業資料の質をAIで高める活用のポイントを解説します。
- 顧客の業界・課題・決裁者の関心ごとをAIに伝える
- 課題・解決策・導入効果の順でストーリーを作る
- 顧客ごとに提案内容や導入事例を変える
- 1スライド1メッセージを意識して文章を短くする
- 表やグラフで費用対効果をわかりやすく見せる
- AIに任せる作業と人が確認する作業を分ける
顧客の業界・課題・決裁者の関心ごとをAIに伝える
AIに指示を出す際は、顧客の業界や抱えている課題、決裁者が関心を持ちやすいポイントを具体的に伝えましょう。
顧客の業界や課題などを具体的に入力すると、それらの条件を反映した構成案や文章を生成できます。
決裁者がコスト重視なのか、導入効果を重視するのかによって、強調すべきポイントも変わります。
課題・解決策・導入効果の順でストーリーを作る
営業資料では、顧客の課題、解決策、導入効果などを順序立てて整理すると、提案内容の関係性を示せます。
AIに構成案を依頼する際も、この順序を指定することで、論理的で読みやすい資料に近づけられます。
商品説明の前に顧客の課題や提案の背景を示すことで、商品を提案する理由を説明できます。
顧客の課題と自社の解決策を明示し、その後に具体的な提案内容を説明します。
顧客ごとに提案内容や導入事例を変える
同じ商品・サービスでも、顧客の業界や規模によって響く導入事例は異なります。
AIに顧客の業界や状況を伝えたうえで、近い条件の事例を優先的に盛り込むよう指示すると、顧客の状況に関連する情報を提示できます。
テンプレートをそのまま使い回すのではなく、顧客ごとに一部の内容を差し替える工夫が効果的です。
この調整をAIに任せることで、カスタマイズの手間を減らせます。
1スライド1メッセージを意識して文章を短くする
1枚のスライドに情報を詰め込みすぎると、伝えたいポイントがぼやけてしまいます。
AIに文章の要約を依頼し、1スライド1メッセージを意識して情報量を絞ることで、読み手に伝わりやすい資料になります。
長い文章は箇条書きに変換してもらうなど、AIに整形作業を任せるのも効果的です。
情報を削ることに迷ったら、AIに要点だけを抽出してもらうとよいでしょう。
表やグラフで費用対効果をわかりやすく見せる
料金や導入効果は、文章だけで説明するよりも表やグラフにした方が伝わります。
実際の料金や導入実績などの数値をもとに、AIで比較表やグラフのたたき台を作成できます。
また、表やグラフを活用すると、複数の数値や条件を比較できます。
生成後は、元データとの一致や計算結果、単位を確認してから営業資料に使用しましょう。
AIに任せる作業と人が確認する作業を分ける
AIをうまく活用するには、AIに任せる範囲と人が確認する範囲を明確に分けることが大切です。
構成案や文章のたたき台、デザインの調整はAIに任せ、数字や固有名詞、顧客に合わせた表現の最終チェックは人が行いましょう。
役割分担を決めておくことで、AIの活用によるスピードと、人による正確性の両方を両立できます。
チーム内でこの分担ルールを共有しておくと、運用がスムーズになります。
営業資料をAIで作成するときに使えるプロンプト例

以降では、営業資料作成で使えるプロンプト例を5つ紹介します。
- 営業資料の構成案を作成してもらうプロンプト
- 顧客の課題に合わせた提案内容を作るプロンプト
- 営業資料の文章を短く整えるプロンプト
- 営業資料の改善点を洗い出すプロンプト
- 顧客から想定される質問と回答を作るプロンプト
営業資料の構成案を作成してもらうプロンプト
「以下の商品・サービス情報と顧客の課題をもとに、営業資料の構成案を作成してください。
・対象顧客:(業界・規模)
・商品・サービス:(概要)
・顧客の課題:(内容)
上記を踏まえ、課題・解決策・導入効果の順で、h2・h3レベルの見出し構成を提案してください。」
商品情報や顧客の課題、資料の目的を入力すると、それらの条件を反映した構成案を生成できます。
複数パターンを出してもらい、比較して選ぶのもおすすめです。
顧客の課題に合わせた提案内容を作るプロンプト
「以下の顧客情報をもとに、提案内容の文章を作成してください。
・顧客の業界:(業界)
・抱えている課題:(内容)
・自社の商品・サービスでの解決策:(内容)
上記を踏まえ、顧客にとってのメリットを300字程度に整理してください。記載のない効果や数値は追加しないでください。」
顧客の課題を具体的に入力することで、汎用的な説明にとどまらない提案文を作成できます。
生成された文章は、自社の言葉遣いに合わせて調整しましょう。
営業資料の文章を短く整えるプロンプト
「以下の文章を、1スライドに収まる分量まで要約してください。重要なポイントを箇条書き3〜4項目にまとめ、1項目あたり20〜30文字程度に短くしてください。(要約したい文章を貼り付ける)」
長い文章を箇条書きに変換させることで、スライドとして読みやすい形式に整えやすくなります。
要約後は、意味が変わっていないかを確認しましょう。
営業資料の改善点を洗い出すプロンプト
「以下の営業資料の内容を確認し、改善点を指摘してください。
・論理の流れがわかりにくい箇所
・情報が不足している箇所
・冗長な表現
上記を中心に、箇条書きで指摘してください。(確認したい資料の文章を貼り付ける)」
AIに文章構成や冗長表現の候補を指摘させ、資料を見直す際の参考情報として活用できます。
指摘内容が適切かどうかは、人が確認したうえで修正しましょう。
顧客から想定される質問と回答を作るプロンプト
「以下の商品・サービス情報をもとに、商談で顧客から想定される質問と、その回答例を5つ作成してください。
商品・サービス:(概要)、想定される顧客の懸念点:(内容)を踏まえて作成してください。」
想定問答を事前に準備しておくことで、商談本番での受け答えに余裕を持たせられます。
回答例は自社の条件に合わせて、内容を確認してから使用しましょう。
AIを活用した営業効率化ならディグロス

営業資料の作成をAIで効率化するだけでなく、営業プロセス全体の生産性を高めたい企業には、株式会社ディグロスにお任せください。
当社は、3,000社以上の支援実績と年間3,400件以上のプロジェクトで培ったノウハウをもとに、AIを活用したセールスオートメーションから営業代行まで幅広く支援しています。
成果報酬型のテレアポ代行「アポプロ」や商談代行「ディールプロ」なども提供しており、自社の課題に合わせて営業活動を効率化できる点が特徴です。
「AIテレアポ」では、AIが初期コールから受付通話までを自動化し、担当者につながる見込みが高い通話を選別してコールスタッフへ引き継ぎます。
営業資料の作成だけでなく、架電や商談など営業活動全体を効率化したいと考えている企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:営業資料の作成にAIを活用して効率よく質の高い資料を作ろう

営業資料の作成では、AIを文章の下書きやスライド構成、デザイン作成などに活用することで、作業を効率化できます。
ツールを選ぶ際は、対応範囲や既存ツールとの連携、料金、セキュリティなどを比較して自社に合ったものを選びましょう。
AIが生成した内容を確認・修正しながら活用することで、資料作成の効率化と内容の適正化を図れます。


