中小企業向けCRMおすすめ13選!業績アップにつながる選び方やメリットを紹介

CRM(顧客関係管理)ツールは、業務効率化や属人化防止に役立つことから、多くの企業で導入されています。
特にリソースが限られる中小企業では、少ない人数で成果を出すためにCRMが不可欠です。
とはいえ、CRMツールは種類が多いため、どれを選べばよいか迷う方もいるでしょう。
そこで本記事では、中小企業向けCRMツールのおすすめ13選を紹介します。選び方やメリット、ツールを活用して成果につなげるポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
中小企業こそCRMツールを導入すべき理由

それでは、中小企業こそがCRMツールを導入すべき理由を4つ紹介します。
- 営業や販路開拓の課題を解決するため
- 業務効率化を図るため
- 営業の属人化を防ぐため
- 働き方改革への対応で生まれた課題解決につながるため
営業や販路開拓の課題を解決するため
まず、多くの中小企業が、効率的な営業や販路開拓に課題を抱えています。
限られたリソースの中では、確度の高い見込み顧客の見極めが困難だからです。新規顧客にアプローチしても、見込み確度が低い顧客に多くの時間と労力が費やされ、無駄になってしまうことがあります。
そこで、CRMツールで管理する情報を活用すれば、効率的な顧客の獲得が期待できます。
ツールに蓄積された過去の取引や、顧客の興味や関心を分析すれば、アップセルやクロスセルにつなげられる可能性がある顧客を見つけやすくなるでしょう。
業務効率化を図るため
営業職は、コア業務に加えて、直接的な利益にはつながらないノンコア業務もこなす必要があるため、業務量が多く煩雑化しやすいのも課題です。
CRMツールは、こうした課題の解決にも貢献します。
たとえば、手作業で日報作成や顧客情報の入力を行うケースでは、作業の自動化が可能です。
チーム全体で作業時間を削減できれば、生産性の向上にもつながります。
営業の属人化を防ぐため
個々の営業担当者に依存する体制では、営業の属人化が進む傾向があります。
もし、担当者が異動や退職をした場合、顧客情報や商談の進捗情報を共有できなければ、大きな機会損失につながる恐れがあります。
CRMツールは、こうしたリスクを解消します。社内の情報を一元管理できるため、商談ごとの進捗状況や成功・失敗事例なども共有が可能です。
働き方改革への対応で生まれた課題解決につながるため
働き方改革が進む一方で、リモートワークや短時間勤務など、多様化する従業員の働き方への対応が新たな課題となっています。
特にリソースが限られる中小企業では、こうした変化に対応しきれず、生産性の低下や従業員満足度の低下を招くリスクもあります。
クラウド上で情報を管理できるCRMツールなら、時間や場所を問わず必要な情報にアクセスできるため、こうした課題解決にも役立つでしょう。
中小企業がCRMツールを導入する5つのメリット

では次に、中小企業CRMツールを導入するメリットを5つ紹介します。
- 属人化を防げる
- ルーチン業務を自動化できる
- 顧客との関係性を強化できる
- リソースを最適化し成果の最大化を図れる
- コスト削減につながる
属人化を防げる
まず、CRMツールは社内全体が顧客情報を共有できるため、営業の属人化防止というメリットをもたらします。
チーム全体での情報共有が可能になれば、成功事例から学ぶトップセールスのスキルや、失敗事例の原因と改善策をノウハウとして蓄積できるのもメリットです。
途中で担当者が代わった場合のスムーズな引き継ぎや、新人教育への活用など、チーム力強化にもつながるでしょう。
ルーチン業務を自動化できる
営業活動には、顧客情報の入力や日報作成、メール送信といった時間のかかるルーチン業務が多くあります。
- 名刺をスキャンするだけで顧客情報を自動登録する
- 商談の進捗状況に合わせて自動でフォローアップメールを送信する
上記はあくまでも一例ですが、CRMツールには、このようにルーチン業務を自動化する機能が搭載されています。
これにより、営業担当者は商談や顧客対応といったコア業務に集中できます。
さらに、顧客との関係性構築にも時間を充てられるようになり、生産性や顧客満足度の向上につながるのもメリットです。
顧客との関係性を強化できる
CRMツールは、単なる顧客情報の管理にとどまらず、顧客との関係性強化にも活用が可能です。
たとえば、ツールに記録された過去のやり取りや問い合わせ内容を分析すれば、顧客への理解が深まりニーズにマッチした戦略の立案ができます。
また、顧客への理解を深め、きめ細やかなサポートができれば、結果として顧客ロイヤリティが向上して長期的な関係性構築にもつなげられるでしょう。
リソースを最適化し成果の最大化を図れる
リソースが限られる中小企業にとって、リソースの最大化は重要な課題です。
CRMツールを活用すれば、顧客情報から見込み確度を分析・可視化できます。
これにより、優先的にアプローチすべきターゲットが明確化されるので、営業活動のムダを削減し、時間やリソースを最大化できるのは大きなメリットといえるでしょう。
コスト削減につながる
CRMツールには、初期費用や月額費用の導入・運用コストがかかりますが、長期的に見ると大きなコスト削減につながる可能性があります。
- 作業の自動化による人件費の削減
- 営業活動の可視化によるマーケティングコストの削減
- 既存顧客との関係性構築による新規顧客開拓コストの削減
このような営業活動のコストを削減できれば、結果として安定した経営にもつながるでしょう。
中小企業向けCRMツールにできること

ツールによって多少の違いはあるものの、中小企業向けCRMツールにできることを以下にまとめました。
- 顧客情報の一元管理
- 案件の進捗状況の可視化
- 問い合わせ対応の自動化
- メールの一斉送信
- タスク・スケジュール管理
- データ分析とレポート作成
これらの機能を活用すれば、属人化の解消や生産性・顧客満足度の向上、多様な働き方への対応などを実現できます。
中小企業の多くが抱える課題を解決しチーム力が強化されれば、結果として競合他社との差別化を図り、市場での優位性を確立できるでしょう。
中小企業向けCRMツールの選び方

では、中小企業向けCRMツールを選ぶポイントを6つ紹介します。
- 目的に合わせて選ぶ
- 費用対効果で選ぶ
- 拡張性の高さで選ぶ
- サポート体制の充実度で選ぶ
- 操作性で選ぶ
- セキュリティ性を確認する
目的に合わせて選ぶ
CRMには以下の種類とタイプがあるので、目的に合わせて選ぶことが大切です。
種類 | クラウド:インターネット環境にて場所や時間を問わず利用できる オンプレミス:オフライン環境で利用できる |
---|---|
タイプ | 営業支援型:営業部門のサポートに強い マーケティング支援型:マーケティング活動に必要な機能を網羅 カスタマーサポート型:顧客のサポートに特化 統合、コラボレーション型:部門間の連携強化に役立つ |
このように、利用環境や強みが異なるため、自社の課題や目的に合っていないと活用できません。選ぶ際は、目的を明確にしてから必要な機能を見極めてください。
費用対効果で選ぶ
そして、費用対効果も確認したいポイントです。
機能が充実している有料ツールの方は、幅広い目的に対応できる反面、導入コストをかけても活用できなければ費用対効果は下がります。
大企業に比べると、中小企業ではスタッフの人数が限られるため、機能が限定される無料ツールでも十分な場合があり、コストもおさえられます。
特にスモールスタートを前提としているなら、無料プランのあるツールを選び、状況に応じて有料プランへのシフトを検討するとよいでしょう。
拡張性の高さで選ぶ
CRMツールの導入時には、基本的な顧客情報管理の機能のみで問題なくても、将来的な事業拡大を見据えているなら拡張性の高さも確認してください。
拡張性が低いと、別途新たなツールの導入が必要になり、無駄なコストがかかる恐れがあるからです。
拡張性が高いツールを選べば、必要に応じた機能の追加や他システムとの連携もでき、業務効率化にもつながるでしょう。
サポート体制の充実度で選ぶ
CRMツールを最大限に活用するには、スタッフのITリテラシー向上が不可欠です。
特にリソースが限られる中小企業では、専任の担当者を確保できないこともあるでしょう。
もし、運用中にトラブルが生じたときに、自社で対応できなければ業務に支障が出る恐れがあります。
こうした状況でも、サポート体制が充実していれば安心です。「問い合わせ方法がメールなのか電話なのか」「緊急時の窓口はあるのか」なども、確認しておくとよいでしょう。
操作性で選ぶ
機能や拡張性の高さなど、自社にマッチしたCRMツールを選んでも、導入後にスタッフが使いこなせなければ意味がありません。
複雑な操作が必要だと、求めている情報にたどり着くまでに時間や手間がかかり、ツールが社内に定着しない恐れがあります。
誰でも簡単に使えるように、直感的な操作が可能であるかを確認してください。
また、自社の営業プロセスに合っているかも重要です。
セキュリティ性を確認する
CRMツールでは、顧客情報や商談内容などの機密情報も取り扱うので、セキュリティ性の高さも確認したいポイントです。
特に、クラウド上でデータを管理するタイプでは、サイバー攻撃による情報漏洩のリスクがあります。
データを暗号化して保管できるか「プライバシーマーク」「ISMS認証」など、外部の認証を取得しているかを確認しましょう。
また、社内における情報漏洩のリスクを防ぐために、アクセス権限の設定なども確認してください。
中小企業向けCRMの費用相場

中小企業向けのCRMツールは、種類で費用相場が変わります。
クラウド型 | 初期費用:無料~100,000円 月額費用:無料~10,000円/1ユーザー |
---|---|
オンプレミス型 | 初期費用:50万~200万円 月額費用:月額費用:50,000円~100,000円/1ライセンス |
オリジナルCRM | 初期費用:数百万円 保守費用:要見積もり |
クラウド型は、インターネット上で管理するため、自社サーバーの構築が不要な分導入コストをおさえられます。
一方、オンプレミス型は、自社サーバーの構築が必要になるため、初期費用が高くなることに留意しましょう。
なお「オリジナルCRM」は、導入コストが高額になり保守費用などもかかりますが、自社に合わせて最適化できるのがメリットです。
中小企業向けCRMツールおすすめ13選

それでは、中小企業向けCRMツールおすすめ13選を紹介します。
- Salesforce Sales Cloud
- kintone
- Mazrica Sales
- eセールスマネージャー
- HubSpot
- GENIEE SFA/CRM
- Notion
- Translead CRM
- Microsoft Dynamics 365 Sales
- Zoho CRM
- FlexCRM
- sansan
- CustomerRings
Salesforce Sales Cloud

運営会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
---|---|
料金(税込) | Starter:月額3,300円/1ユーザー Pro Suite:月額13,200円/1ユーザー Enterprise:21,780円/1ユーザー Unlimited:月額43,560円/1ユーザー Einstein 1 Sales:月額66,000円/1ユーザー |
機能 | 営業活動管理 見込み顧客管理 商談管理 売上予測管理 パイプライン管理 レポート&ダッシュボードなど |
無料トライアル | ◯(30日間) |
公式サイト | https://www.salesforce.com/jp/sales/ |
Salesforce Sales Cloudは、AI搭載型のCRMツールです。
規模や業界を問わず利用できるため、中小企業にも適しています。
自立型エージェントのサポートにより、24時間365日営業チームを稼働でき、インバウンドリートの育成や商談ごとに担当者のコーチングなども実現します。
また、1つのプラットフォームでさまざまな機能を活用できるため、チームの営業力強化にも活用できるでしょう。
ブラウザ拡張機能とモバイルアプリを使用すれば、場所を問わずアクセスできるため、リモートワークにも対応が可能です。
kintone

運営会社 | サイボウズ株式会社 |
---|---|
料金(税込) | ライトコース:月額1,100円/1ユーザー スタンダードコース:月額1,980円/1ユーザー ワイドコース:月額3,300円/1ユーザー |
機能 | 日報案件管理 問い合わせ管理 採用面接管理 タスク管理 交通費申請など |
無料トライアル | ◯(30日間) |
公式サイト | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
kintoneは、業務アプリを作成できる、ノーコード・ローコードツールです。
プログラミングの知識が不要なので、リソースが限られる中小企業にも導入しやすいでしょう。
さらに、部署別・用途別で幅広い目的に活用できるため、自社に合わせたCRMツールを使用したい中小企業にもおすすめです。
たとえば、顧客・案件情報や問い合わせ管理、企業間のやり取りなどの情報をExcelで管理している場合は、脱Excelの実現により業務効率化を図れます。
また、kintoneの基盤システムをフロントとして活用すれば、外出先からのデータ入出力や、周辺業務まで一気通貫の仕組み作りにも役立つでしょう。
Mazrica Sales

運営会社 | 株式会社マツリカ |
---|---|
料金(税込) | 初期費用・開発費用無料 Starter:月額6,050円/ID~ 最低月額料金:30,250円 Growth:月額12,100円/ID~ 最低月額料金:121,000円 Enterprise:月額18,150円/ID~ 最低月額料金:363,000円 |
機能 | 顧客管理 案件管理 行動管理 レポート機能 AI機能など |
無料トライアル | 要問い合わせ |
公式サイト | https://product-senses.mazrica.com/ |
Mazrica Salesは、直感的な操作が可能なSFA/CRMツールです。
運用支援も受けられるので、ノウハウに乏しい中小企業も導入から成果創出までを最短で実現できるでしょう。
SFAとCRMの機能を網羅しているため、マーケティングからデータ分析まで、幅広い領域の課題を解決します。
また、既存のクラウドサービスとの連携や、営業活動に必要なすべての情報を一元管理できるのでスムーズな情報共有により、属人化防止にも役立ちます。
eセールスマネージャー

運営会社 | ソフトブレーン株式会社 |
---|---|
料金(税込) | Basic:月額3,850円 Enterprise:月額12,100円 |
機能 | 顧客管理 案件管理 日報管理 スケジュール管理 名刺OCR・デジタル化 地図機能など |
無料トライアル | ◯(30日間) |
公式サイト | https://www.e-sales.jp/esm/ |
eセールスマネージャーは、顧客情報を一元管理できる、CRM/SFAツールです。
組織内でリアルタイムの情報共有や、部門間の連携もスムーズになるので属人化の課題を解消できます。
情報をシングルインプットで自動登録でき、会議資料・日報作成の自動化も可能です。
専任アドバイザーの支援や、サポートデスクでの問題解決、専用Webサイトで自己解決を支援するなどサポート体制も充実しています。
AI機能を活用すれば、営業担当者の業務負担を軽減できるでしょう。
HubSpot

運営会社 | HubSpot Japan株式会社 |
---|---|
料金(税込) | CRM Suite 無料ツール:0円 Starter:月額1,980円 Professional:月額191,400円 ※個人~小規模チーム向け・月次での購入 |
機能 | 顧客管理 リード管理 自動名寄せ 問い合わせ管理など |
無料トライアル | – |
公式サイト | https://www.hubspot.jp/ |
HubSpotのCRMツールは、マーケティング・営業・カスタマーサービスを一元化してビジネスの成長をサポートします。
すべてのチームが一つのプラットフォームで連携できるため、スムーズな情報共有が可能です。
また、HubSpotの各種製品との連携が可能であり、組み合わせ次第で多様なビジネスの課題を解決できるでしょう。
1,700種類以上のアプリと連携もできるため、拡張性の高さで選びたい方にもおすすめです。
GENIEE SFA/CRM

運営会社 | 株式会社ジーニー |
---|---|
料金 | スタンダード:34,800円 プロ:54,800円 エンタープライズ:98,000円 |
機能 | 顧客管理 分析/進捗管理 商談管理 |
無料トライアル | ◯ |
公式サイト | https://chikyu.net/ |
GENIEE SFA/CRMは、高機能かつ柔軟な個社対応が可能なツールです。
8種類の外部サービスと連携しており、入力の自動化にも対応しています。Gmailやスラックなどを使っているなら、スムーズな連携と入力・報告の自動化も可能です。
さらに、世界トップクラスのクラウド環境とされる「AWS」を採用しているため、強固なシステム基盤により顧客情報を安心して管理・蓄積できます。
ノウハウを持ったカスタマーサクセスチームのサポートが受けられる他にも、サポート内容のカスタマイズなど柔軟な対応も魅力です。
Notion

運営会社 | Notion Labs Japan合同会社 |
---|---|
料金(税込) | フリー:0円 プラス:月額1,650円/メンバー ビジネス:月額3,150円/メンバー エンタープライズ:要問い合わせ |
機能 | タスクとToDo カスタムビュー オートメーション AIアシストなど |
無料トライアル | – |
公式サイト | https://www.notion.com/ja |
Notionは、無料から始められます。
チームで一つのワークスペースを共有できるので、たくさんのツールを開く手間を省き、一括検索で欲しい情報に素早くアクセスできるのは嬉しいポイントです。
AIによる文字起こし機能を活用すれば、議事録も瞬時に作成できます。
また、プロジェクトをワンストップで管理できるなど、すべてがNotionワークスペース内で完結するのも特徴です。
なお、AIを活用したワークスペースは、Google・Apple・Microsoftアカウントと、勤務先のメールアドレスを登録してNotionアカウントを作成すれば、すぐに利用できます。
Translead CRM

運営会社 | 株式会社 Translead |
---|---|
料金 | 要問い合わせ |
機能 | 取引先管理 担当者管理 案件管理 営業活動 管理日報・週報 項目カスタマイズ レポート地図機能 権限管理 |
無料トライアル | – |
公式サイト | https://lp.translead.jp/ |
Translead CRMは、営業DXを実現する新しい形のCRM/SFAツールです。
画面遷移数やクリック数を最小限におさえた画面設計により、生産性を大幅に向上させます。
顧客情報はクラウド上で管理するため、インターネット環境があれば、どこからでもアクセスが可能です。
すべての情報やファイルなど、関連情報は一画面で確認でき、データの編集も簡単に行えます。
UIデザインはシンプルで簡単にカスタマイズできるので、高度なスキルや知識は必要ありません。
Microsoft Dynamics 365 Sales

運営会社 | Microsoft |
---|---|
料金(税込) | Sales Professional:10,719円 Enterprise Edition:17,316円 Premium:24,736円 ※年払い・月額相当 |
機能 | 顧客情報管理 予測機能 レポート機能など |
無料トライアル | ◯(30日間) |
公式サイト | https://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics-365 |
Microsoft Dynamics 365 Salesは、AI搭載アプリでデータドリブンな体制を簡単に構築できます。
AIがデータを分析して部門間で共有することで、チーム全体の成果向上に役立ちます。
その他のMicrosoft製品と連携すれば、リアルタイムで顧客情報の追跡やワークフローの効率化も可能です。
すべての機能や一部の機能を選ぶなど、自分専用にパーソナライズされたソリューションを構築できるという特徴もあります。
Zoho CRM

運営会社 | ゾーホージャパン株式会社 |
---|---|
料金(税込) | スタンダード:1,848円 プロフェッショナル:3,036円 エンタープライズ:5,280円 アルティメット:6,864円 |
機能 | 見込み客管理 取引先管理 連絡先管理 案件管理 やり取り履歴管理 メール管理 見積書・請求書作成など |
無料トライアル | ◯(15日間) |
公式サイト | https://www.zoho.com/jp/crm/ |
Zoho CRMは、機能の網羅性と使いやすさを追求した、CRM/SFAツールです。
CRMでは、顧客情報の一元管理や、商談・見込み客の進捗をリアルタイムで追跡します。SFAでは、営業活動の効率化を目的としたタスク管理や、パイプライン追跡が可能です。
モバイルアプリに対応しているため、外出先やリモートワークでも、顧客情報やタスクを確認できます。
MAツールとしても活用できるため、幅広い目的で利用できるのも魅力といえるでしょう。
FlexCRM

運営会社 | 株式会社G.FLEX |
---|---|
料金(税込) | スタンダード:1,320円 プレミアム:2,200円 エンタープライズ:オープン価格(要問い合わせ) |
機能 | 顧客情報の登録と共有 ステータスの管理 顧客検索関連情報の参照 担当者や取引先の管理顧客のランキング 取引状況の分析 地図上での分析 営業担当者の割り振り 項目の自由な設定 |
無料トライアル | ◯(90日間) |
公式サイト | https://www.flexcrm.jp/ |
FlexCRMは、営業活動のあらゆる課題を解決する、低価格&高機能のCRMツールです。
使いやすさを優先した画面デザインを採用しており、マニュアルがなくても直感的に操作できます。
機能性にも優れていますが、必要な機能だけを自由に追加できるため、スモールから始めたい中小企業にも導入しやすいでしょう。
また、多彩な機能を組み合わせて独自システムの構築も可能なため、自社にマッチしたCRMツールを選びたいときにもおすすめです。
sansan

運営会社 | Sansan株式会社 |
---|---|
料金 | 要問い合わせ |
機能 | 名刺管理 メール接続 メール署名取り込み 人事異動情報 リスト作成など |
無料トライアル | – |
公式サイト | https://jp.sansan.com/ |
sansanは、名刺管理ツールですが、CRMツールとしても活用できます。
名刺やメールから得た情報を、全社で共有できるデータベースを構築するので、営業活動の履歴なども一元管理できます。
これにより、コスト削減と売上拡大を同時に実現できえれば、収益の最大化にもつながるでしょう。
名刺を正確にデータ化し、100万件を超える最新の企業情報も入手できます。
SalesforceやHubSpotなど、外部システムとの連携も可能です。さらに、外部システム上のデータ更新や属性付与を自動化するので、データ活用の幅が広がります。
CustomerRings

運営会社 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
---|---|
料金 | 要問い合わせ |
機能 | アクションMA データ統合(CDP) セグメント(顧客抽出) 分析(BI) 顧客プロファイル メール件名の自動生成 アンケート設問自動生成/改善提案など |
無料トライアル | – |
公式サイト | https://www.customer-rings.com/ |
CustomerRingsは、CRM/MAツールから進化した、顧客実感型のマーケティング型プラットフォームです。
ECやBtoCサービスの売上アップに役立つ、顧客管理や分析・施策まで一つのツールで対応します。
データ分析やセグメント、アクションから管理まですべてノーコードで実行できるのも特徴です。
多彩な分析機能を搭載しており、分析結果はワンクリックでいつでも確認できます。
顧客プロファイルやメール件名の自動生成など、AIを活用した新機能も搭載されています。
中小企業向けCRMツールを活用して成果につなげる3つのコツ

中小企業向けCRMツールを活用して、成果につなげるコツを3つ紹介します。
- スモールから始める
- 成果は長期的な視点で評価する
- 継続的に効果を検証して改善する
スモールから始める
CRMツールを導入するにあたって、顧客情報の入力や情報の管理・共有といった体制の整備が必要です。
また、社内にツールが浸透・定着するまでには、ある程度の時間もかかります。
初めからすべての機能を使おうとすると、現場が混乱して業務の遂行を妨げる恐れがあります。
こうした事態を防ぐためにも、まずは顧客情報の一元管理や、案件ごとの進捗状況管理など、スモールから始めるとよいでしょう。
成果は長期的な視点で評価する
CRMツールを導入しても、すぐに成果が出るわけではありません。
CRMツールの導入でどのくらい営業活動が効率化されているか
チーム内でスムーズに情報を共有できているか
上記は一例ですが、ツールは継続的に運用するので、成果も長期的な視点で評価する必要があります。
継続的に効果を検証して改善する
CRMツールは、導入がゴールではなく、継続的な効果検証と改善の繰り返しが不可欠です。
効果検証と改善には、PDCAサイクルを回し続けるとよいでしょう。
PDCAサイクルは、4つの要素から業務改善を目指すフレームワークです。
- Plan (計画)
- Do (実行)
- Check (評価)
- Action (改善)
スパンが長いと、課題の発見と対応が遅れるので、1週間程度の短いスパンで回すのもコツです。
PDCAサイクルを回しながら効果検証と改善を繰り返せば、営業品質の向上が見込めます。
また、常に最新のノウハウが蓄積されるため、持続的な成長にもつながるでしょう。
中小企業がCRMツールを導入する際の注意点

では最後に、中小企業がCRMツールを導入する際の注意点を3つ紹介します。
- 導入や運用コストが高くなる場合がある
- 社内体制の整備が必要になる
- すぐに成果が出るわけではない
導入や運用コストが高くなる場合がある
CRMツールの種類やタイプでも変わりますが、導入コストや運用コストが高くなる場合があることに留意しましょう。
初期費用・月額費用の他にも、スタッフが使い方をマスターするまでの教育に費用がかかる可能性もあります。
特に予算が限られる中小企業では「スモールから始める」「無料ツールや無料プランで試す」といった工夫も必要になるでしょう。
社内体制の整備が必要になる
CRMツールの成果を最大化するには、導入からスムーズに運用するための体制作りが不可欠です。
たとえば「情報の入力は誰がいつ行うのか」というルールを明確にして、社内報や定例会で周知すれば浸透しやすいでしょう。
直感的な操作が可能でも、使いこなすまでには一定の時間がかかります。マニュアルの作成や研修の実施で、スムーズな導入が可能です。
すぐに成果が出るわけではない
CRMツールの導入直後は、データ量が少ないため精度の高い分析ができません。
分析精度を上げるには多くの情報が必要になるため、成果が出るまでには一定の時間がかかります。
すぐに成果が出るわけではないことを理解して、地道に運用を続けながら最終的な成果につなげてください。
まとめ:中小企業こそCRMツールを導入して組織力を強化しよう

中小企業の多くが抱える、営業の属人化や人手不足による生産性の低下といった課題は、CRMツールで改善できます。
単なる顧客情報の一元管理ではなく、ルーチン業務の自動化による業務効率化や、リソースの最適化にも役立ちます。
本記事で紹介した情報を参考にしながら、中小企業こそCRMツールを活用して組織力を強化し成果につなげてください。