営業マンのモチベーションUP!
営業成績の見える化
商談だけに集中できる!
成果報酬のテレアポ代行
Column
コラム

社内SNSはなぜ定着しない?導入を成功させる7つの活用法とは

社内コミュニケーションの活性化や情報共有のために、多くの企業が社内SNSを導入しています。しかし、導入後にポテンシャルを十分に引き出せず、形骸化してしまうケースは少なくありません。

「せっかく導入したのに宝の持ち腐れ…」

「社内全体で積極的に活用できていない…」

人事担当者や経営者は、このように悩まれているのではないでしょうか。

社内SNSが定着しづらい理由の一つに、課題を残したまま運用していることが考えられます。

そこで本記事では、社内SNSが定着しない要因を掘り下げ、効果を発揮させる7つの活用法を紹介します。隠された課題を解決し、企業文化を豊かにするための第一歩を踏み出しましょう。

社内SNSとは?

社内SNSとは、企業内のコミュニケーションを促進するために設計されたソーシャルネットワーキングサービスのこと。社員同士が階層や部署の垣根を超えて気軽に情報を交換できるようになり、よりオープンなコミュニケーション文化を育めるようになります。

従来、SNSは個人間のコミュニケーションや情報発信のために利用されてきました。

通常のSNSと同様に、社内SNSはリアルタイムでのコミュニケーションが可能です。さらに、業務効率の向上や知識共有を目的として設計されている特徴を持ちます。

また、社員が自らの意見やアイデアを共有しやすい環境を提供することで、組織全体の士気向上やチームワークの強化につながるでしょう。

社内SNSは、単なる情報共有ツールを超え、企業文化を育む重要な役割を果たしているのです。

社内SNSが定着しない時の5つの理由

社内SNSは、業務効率化や情報共有の促進が期待できますが、うまく活用できずに定着しないケースは少なくありません。

社内SNSが定着しない理由として、以下5つの要素が考えられます。

  1. 何をどのタイミングで投稿すべきか分からない
  2. 報告しても上司からの反応がない
  3. 普段のコミュニケーションがなく投稿しづらい
  4. 一部のメンバーしか活用していない
  5. 返信を催促されてストレスに感じてしまう

何をどのタイミングで投稿すべきか分からない

社内SNSを導入しても、従業員が「何を」「いつ」投稿すれば良いのか明確なガイドラインがない場合、活用が進まないことがあります。

特に、業務に直結しない内容や個人的なメッセージの扱いに迷うと、投稿を控えてしまうかもしれません。この不透明感は、より一層社内SNSの定着を難しくします。

投稿内容の例示やタイミングのガイドラインを作成し、積極的に投稿できる文化を醸成してみてください。

報告しても上司からの反応がない

社内SNSで情報共有や報告を行っても、上司やリーダーからのフィードバックや反応が得られない場合、社員のモチベーションが低下しかねません。

特に、認知や承認を得るために投稿する社員にとっては、反応の不在が投稿意欲を失わせ、結果的に社内SNSの活性化が妨げられます。

上司は、積極的にコメントや「いいね」を行い、率先してコミュニケーションする必要があるでしょう。

普段のコミュニケーションがなく投稿しづらい

普段のコミュニケーションが不足していると、社内SNSに投稿しづらい雰囲気になり、利用率が低下します。

部署交流イベントやランチ交流など、リアルでのコミュニケーション機会を増やすことで、投稿への心理的なハードルを下げましょう。

一部のメンバーしか活用していない

社内SNSの利用が一部のメンバーに限られてしまうと、情報の偏りやクリーク形成を招きやすくなります。

全員が等しく情報にアクセスできないと、SNSは閉鎖的な空間になってしまいます。

全社員に利用促進の研修を実施し、利用率向上を目指しましょう。

返信を催促されてストレスに感じてしまう

社内SNSでのやり取りが、仕事の負担に感じられるようになると、従業員はストレスを感じるかもしれません。

特に、返信を急かされる頻度が多くなると、コミュニケーションツールであるべき社内SNSが負のプレッシャーとなり、避けられる存在になってしまいます。

どうしても返信が必要な投稿には返信期限を設け、その他の投稿に関しては強制的な催促を控えるなど、ルールを決めておきましょう。

成功する社内SNSの活用法

社内SNSは、効果的な運用方法を検討しなければ形骸化しかねません。そこで定着させるために、以下7つのポイントを押さえてみてください。

  1. 導入目的を明確にする
  2. 小規模でスタートする
  3. ルールを策定する
  4. 操作マニュアルを作成する
  5. 運用管理者を決める
  6. 既存ツールがある場合は使い分けを整理する
  7. 気軽に投稿できる環境づくりを徹底する

導入目的を明確にする

社内SNS成功の鍵は、導入の目的を明確にすることです。

たとえば、以下のように設定してみてください。

  • コミュニケーション活性化
  • 情報共有の効率化
  • 業務効率化
  • エンゲージメント向上
  • イノベーション創出

目的が具体的であるほど、SNSの利用意義を理解しやすくなるでしょう。

小規模でスタートする

まずは小規模で試験的に導入し、フィードバックを集めましょう。

新しいツールを導入する際は、想定外の問題が発生するリスクが伴います。小規模で始めることで、もし問題が生じた場合でも影響を限定的な範囲に留められ、大きな損失を防げるでしょう。

試験運用を行い、効果が確認できた段階で全社展開を検討してください。

ルールを策定する

運用開始前に、投稿内容やコメントに関するルールを策定しましょう。

たとえば、以下のようなルールです。

  • 投稿内容・タイミング
  • 投稿に対するフィードバック方法
  • 個人情報や機密情報に関する規定
  • 誹謗中傷や差別的な表現の禁止
  • ネチケットの遵守

明確かつ公平な基準を設け、社員全員に周知徹底してください。

操作マニュアルを作成する

ツール導入時は、操作マニュアルの作成が欠かせません。

SNSに不慣れな人でも簡単に利用できるようなガイドを作成することで、導入のハードルを下げられます。

マニュアルには、以下のことを記載してください。

  • 画面構成
  • 基本的な操作方法
  • 投稿方法
  • コメントや「いいね」の方法

分かりやすい操作マニュアルを作成し、社員に配布しましょう。

運用管理者を決める

社内SNSの運用を円滑にするには、運用管理者を決めましょう。

管理者は、投稿の監視や問い合わせ対応、ユーザー管理などを行い、SNSが健全に機能するようマネジメントします。また、活用状況の分析や改善提案も担います。

運用管理者を決める際は、以下の項目ごとに振り分けるとスムーズです。

  • 社内SNSの管理者
  • ルールの運用責任者
  • トラブル対応窓口

責任者を明確にすることで、スムーズな運用を実現できるでしょう。

既存ツールがある場合は使い分けを整理する

社内ですでに他のコミュニケーションツールを利用している場合、社内SNSとの役割分担を明確にします。

各ツールの特性を活かすことで、重複や混乱を避け、それぞれのツールの効果を最大化できるでしょう。

気軽に投稿できる環境づくりを徹底する

社内SNS最大の魅力は、気軽に情報共有やコミュニケーションができる点にあります。そのため、ポジティブなフィードバックを促す習慣や、活発な交流を奨励する環境づくりが重要です。

誰でも気軽に投稿できる環境を作るために、以下の取り組みを実践してみてください。

  • 上層部やリーダーは積極的に参加する
  • 個人情報の取り扱いやプライバシー保護に関するポリシーを明確にする
  • 社内SNSを通じて得られた成果や成功事例を積極的に共有する

コミュニケーションの基礎は、相互尊重と開かれた心です。投稿に対してポジティブな反応や建設的なフィードバックを促進し、批判的な態度をしない文化を育んでいきましょう。

社内SNSの成功事例

多くの企業が導入する社内SNSですが、成功事例を3つ紹介します。

京都信用金庫

京都信用金庫は、約2,000人に及ぶ職員間での対話を目指し、社内SNS「TUNAG」を導入しました。楽しくカジュアルなコミュニケーションの場を作り出すことで、従業員が自由に情報を共有し合えるプラットフォームが実現したのです。

この取り組みにより、従業員同士のつながりが強化され、新たなコミュニケーションが生まれました。会社の動向がより効果的に共有されるようになり、モチベーション向上につながったようです。

豊田通商株式会社

豊田通商では、研修後のメンバー間のコミュニケーション不足が課題でした。

これを解決するために社内SNSを導入し、研修で得た知見や学びを部署間で共有する取り組みを始めたのです。

この変化により、メンバーと部署間の双方向コミュニケーションが活性化し、新入社員が研修中の経験を参考にすることが可能になりました。

その後は、研修の効果を高め、新たなビジネス機会の創出にもつながっています。

シチズン時計株式会社

シチズン時計株式会社では、社内SNSを情報共有と技術継承のツールとして活用しています。

初めは30人の部門内で始めた小規模導入から全社員約1,400人へと拡大し、将来的には約19,000人のグループ全体への展開を目指しています。

ツールの導入により、従来の電子メールによる情報共有から脱却し、情報の速やかな共有と継承を実現しました。

これにより、新製品のテストプロジェクトで業務効率が大幅に向上したとのことです。

社内SNSのおすすめ5選

社内SNSは、自社に合ったものを選ぶ必要があります。ここでは、社内SNSのおすすめ5選を紹介します。

  1. OWNEDNEWS
  2. WORKSTORY(ワークストーリー)
  3. LINE WORKS
  4. Chatwork(チャットワーク)
  5. Slack(スラック)

OWNEDNEWS

運営会社株式会社エンカウント
初期費用(税込)330,000円
料金プラン(税込)月額54,780円〜
無料トライアル
公式サイトhttps://ownednews.com/

OWNEDNEWSは、独自のニュースフィード機能を通じて、組織内の最新情報を迅速に共有できるプラットフォームです。

本ツールの魅力は、リアルタイムに情報を共有できる点です。企業の動向や社内情報を常にキャッチアップでき、組織全体のコミュニケーションが活性化されるでしょう。

従業員自ら情報を発信し交流するプラットフォームとしても機能し、組織の一体感を高められます。

WORKSTORY(ワークストーリー)

運営会社株式会社ワークストーリー
初期費用月額料金の3ヶ月分
料金プラン(税込)月額880円〜/アカウント
無料トライアル
公式サイトhttps://workstory.co.jp/index.html

従業員間のストーリー共有に特化した、親しみやすいインターフェースを持つSNSが、WORKSTORYです。

本ツールの魅力は、従業員同士が日々の業務や成果を「ストーリー」として気軽に共有できる点にあります。親しみやすい形式で情報を共有することで、組織内のコミュニケーションが活性化し、従業員間の理解と協力を促進させるでしょう。

プロジェクトの進捗やチームの成果を可視化しやすいため、モチベーションの向上にもつながります。

LINE WORKS

運営会社LINE WORKS株式会社
初期費用0円
料金プラン(税込)フリー:0円スタンダード:594円/ユーザーアドバンスト:1,056円/ユーザー
無料トライアル
公式サイトhttps://workstory.co.jp/index.html

LINE WORKSは、LINEの使いやすさを活かし、ビジネス用に特化した機能を備えたコミュニケーションツールです。

本ツールの魅力は、LINEとの親和性にあります。日常的に使用しているLINEの操作感をビジネスシーンに持ち込むことで、誰でも迅速かつ容易にコミュニケーションを取れるでしょう。

また、安全性とプライバシーに配慮されているため、企業は安心して導入でき、効率的なコミュニケーションと業務の進行を実現できます。

Chatwork(チャットワーク)

運営会社株式会社kubell
初期費用0円
料金プラン(税込)フリー:0円ビジネス:770円/ユーザー
エンタープライズ:1,320円/ユーザー
無料トライアル
公式サイトhttps://go.chatwork.com/ja/

Chatworkは、プロジェクト管理機能と連携したメッセージングツールで、チーム間の効率的なコラボレーションをサポートします。

本ツールの魅力は、シンプルなインターフェースにあります。メッセージのやり取り、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスで必要な機能が一つのプラットフォームに集約されるため、誰でも直感的に使えるでしょう。

チームメンバーやプロジェクトごとにグループを作成できるため、関連する情報を効率的に管理・共有が可能です。また、外部のクライアントやパートナーとも簡単に連携できるため、社内外を問わずスムーズなコミュニケーションができるでしょう。

Slack(スラック)

運営会社Salesforce
初期費用0円
料金プランフリー:0円プロ:1,050円/ユーザー
ビジネスプラス:1,800円/ユーザーエンタープライズ:要問い合わせ
無料トライアル
公式サイトhttps://slack.com

Slackは、チームに合った活用ができるツールです。

本ツールの魅力は、その多機能性と拡張性にあります。リアルタイムでのメッセージングはもちろん、ファイル共有、タスク管理、さらにはビデオ会議まで、チームコラボレーションに必要な機能が一元化されています。

特に強力なのは、外部サービスとの統合機能で、GitHubやTrello、Googleドライブなど、多くのビジネスツールとシームレスに連携し、ワークフローの効率化に役立つでしょう。

社内SNS成功の秘訣はチーム力

社内SNSの成功は、チーム力に大きく関連しています。

チームメンバー間の開かれたコミュニケーションと信頼関係の構築を促進することで、共有される情報の質と量が増加し、組織全体の協力とイノベーションが促進されるでしょう。

チーム力を育てるには、共通の目標へのコミットメントや信頼関係の構築、そして情報共有が重要です。

特に、情報の透明性は、チームメンバーのエンゲージメントと責任感の向上に寄与します。

組織内の決定、プロセス、成果など、全ての従業員に開かれていれば、組織の現状や方向性を理解し、自身の業務や意思決定に反映しやすくなるでしょう。

情報が透明である環境は、信頼と共感を生み出し、組織全体のコミットメントに欠かせません。

チーム力の強化は社内SNSと連携できるセールスパフォーマー

チーム力の強化は、社内SNSと連携可能なセールスパフォーマーがおすすめです。

セールスパフォーマーは、セールスチームの活動を最適化し、成果を最大化するためのビジネスツールです。

本ツールの魅力は、セールスプロセスの各段階を可視化し、データ駆動型の意思決定をサポートする点にあります。

リード管理からクロージングまでの効率化を図り、チームのパフォーマンス向上に直結するでしょう。

また、ChatworkやTalknote、LINEといった社内SNSに、受注速報を自動送信する機能が搭載されています。

速報に対して「いいね!」「頑張ったね」のリアクションを起こしやすく、社内SNSの定着にも寄与するでしょう。

社内SNSの成功は、チーム力なしでは達成できません。チーム力アップを目指して、ツール導入を検討してみてください。

セールスパフォーマーの詳細はこちら

まとめ:社内SNSを有効活用して課題解決につなげよう

社内SNSの導入は、組織内コミュニケーションの活性化や知識共有の促進、チームワークの強化に貢献します。

ツールを定着させるには、明確な目的設定や従業員の参加を促す文化作り、適切なツールの選定が重要です。

また、チーム力の向上と情報の透明性が、社内SNS活用の成功に欠かせません。

社内SNSを有効活用して、課題解決につなげましょう。

コラム一覧へ戻る