営業で使えるAIツールおすすめ10選!自動化・営業管理向けの機能や選び方
営業活動の効率化を目指す企業にとって、AI営業ツールの活用は今や避けて通れない選択肢となっています。
しかし、数多くのツールが登場する中で「どれを選べばいいのか分からない」という声も少なくありません。
この記事では、営業現場で実際に使われているAI営業ツール10選を紹介するとともに、ツールのタイプや選び方のポイントを分かりやすく解説します。
自社に最適なツールを見つけて、営業組織の生産性を高めましょう。
目次
AI営業ツールとは何か

AI営業ツールとは、人工知能が営業業務を実行したり自動化したりするツールのことです。
これまで人が行っていた見込み客のリストアップやメール作成、商談の記録といった作業を、AIが代わりに担うことが最大の特徴となっています。
従来の営業支援ツールが「人の作業を助ける」サポート役だったのに対し、AI営業ツールは「人の代わりに作業を行う」実行役として機能します。
たとえば、AIが自動的に企業情報を収集してターゲットリストを作成したり、商談内容を聞いて議事録を自動生成したりと、実際の業務をAIが主体的に進めていく点が大きな違いです。
この違いを理解することで、自社に必要なのはどちらのツールなのかを正しく判断できるようになります。
営業で使えるAIツールおすすめ10選
ここからは、実際の営業現場で活用されているAI営業ツールを10選紹介します。
- Salesforce Sales Cloud Einstein
- HubSpot Sales Hub(Breeze AI)
- Mazrica Sales(旧Senses)
- Sansan
- Magic Moment Playbook
- GeAIne(ジーン)
- Sales Crowd
- MiiTel(ミーテル)
- APOLLO SALES
- Musubu
それぞれのツールには得意分野があり、自動化できる業務範囲も異なります。自社の営業課題や予算に合わせて、最適なツールを選択してください。
1. Salesforce Sales Cloud Einstein

| サービス名 | Salesforce Sales Cloud Einstein |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
| 主な機能 | リードスコアリング、商談スコアリング、売上予測、活動自動記録、メール自動作成 |
| 料金(税込) | Starter:月額3,300円/ユーザー Pro Suite:月額13,200円/ユーザー Enterprise:月額21,780円/ユーザー Unlimited:月額43,560円/ユーザー Einstein 1 Sales:月額66,000円/ユーザー |
| 特徴 | 世界シェアNo.1のCRM/SFAツールに組み込まれたAI機能 |
| 公式サイト | https://www.salesforce.com/jp/sales/cloud/ |
世界15万社以上で導入されているSalesforce Sales CloudにAI機能「Einstein」を統合した営業支援ツールです。
過去の商談データや顧客行動を分析し、成約確度の高いリードを自動的にスコアリングすることで、営業担当者が優先的にアプローチすべき見込み客を明確に提示します。
また、商談の進捗状況や外部ニュースを分析して重要なビジネス機会を見逃さないよう支援するほか、ミーティングの音声データから議事録とタスクを自動生成する生成AI機能も搭載しています。
2. HubSpot Sales Hub(Breeze AI)

| サービス名 | HubSpot Sales Hub(Breeze AI) |
|---|---|
| 提供会社 | HubSpot Japan株式会社 |
| 主な機能 | AIエージェント、案件創出自動化、リードスコアリング、売上予測、メール自動生成 |
| 料金(税込) | 無料プランあり ┗(有料プランは別途クレジット消費) Small(小):月額5,400円 Medium(中):月額32,400円 Large(大):月額108,000円 |
| 特徴 | 世界135か国以上で利用される統合型カスタマープラットフォーム |
| 公式サイト | https://www.hubspot.jp/products/sales |
HubSpot Sales Hubは、AI機能群「Breeze」を標準搭載した営業支援ソフトウェアで、初めてCRMツールを導入する企業でも使いやすいインターフェースが特徴です。
Breeze案件創出エージェントは、顧客の絞り込みから調査、関係構築までの営業初期プロセスを完全自動化し、何時間もかかるターゲット調査を数分で完了させます。
AIが過去の成功事例や顧客データを分析して、パーソナライズされたアプローチ提案を自動生成するため、営業担当者はより戦略的な活動に集中できます。
3. Mazrica Sales(旧Senses)

| サービス名 | Mazrica Sales(旧Senses) |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社マツリカ |
| 主な機能 | 案件管理、AIによるリスク分析、名刺自動入力、行動記録自動化 |
| 料金(税込) | 月額ライセンス費用 ・Starter:7,150円/ID ・Growth:13,750円/ID ・Enterprise:20,350円/ID |
| 特徴 | 直感的なUI/UXと高い定着率を誇る国産SFA |
| 公式サイト | https://mazrica.com/product/ |
Mazrica Salesは、見やすさと使いやすさを重視した国産SFAツールで、営業活動に必要な情報を一元管理できます。
案件はカード形式で直感的に確認でき、AIが営業案件のリスクを自動分析することで、失注の可能性がある商談を早期に発見し、適切な対策を講じることが可能です。
名刺や手書きメモをスキャンするだけで自動的にデータ入力される機能により、煩雑な事務作業から解放されます。
また、多種多様なクラウドサービスと連携可能で、既存の業務フローに柔軟に組み込むことができます。
4. Sansan

| サービス名 | Sansan |
|---|---|
| 提供会社 | Sansan株式会社 |
| 主な機能 | AI名刺管理、企業データベース活用、人脈可視化、営業DX支援 |
| 料金(税込) | 要問い合わせ |
| 特徴 | 99.9%の精度でデータ化する名刺管理から営業DXへ進化 |
| 公式サイト | https://jp.sansan.com/ |
Sansanは、単なる名刺管理ツールを超えた営業プラットフォームとして進化を遂げています。
AIとオペレータの併用により、スキャンした名刺を99.9%の精度でデータベース化し、100万件を超える企業情報と組み合わせることで効果的な営業活動を支援できるようになりました。
組織内のあらゆる人脈を可視化・共有することで、属人化しがちだった営業活動をチーム全体で最適化できます。
蓄積された名刺データは顧客データベースとして活用でき、企業情報やニュースといった関連情報とも紐づけられるため、より深い顧客理解や商談の成功率を高めることができます。
5. Magic Moment Playbook

| サービス名 | Magic Moment Playbook |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社Magic Moment |
| 主な機能 | 商談自動記録、顧客データ統合、AI分析、最適なコミュニケーション提案 |
| 料金(税込) | 要問い合わせ(利用ID数・オプションで異なる) |
| 特徴 | CRM自動記録と営業AIエージェントが一体化したプラットフォーム |
| 公式サイト | https://magicmoment.jp/ |
Magic Moment Playbookは、顧客満足度を高めながら売上拡大を実現するクラウド型の営業プラットフォームです。
対面・オンライン・電話を問わず、あらゆる商談内容をAIが自動で記録してくれるため、担当者がメモを取る必要がなくなります。
顧客に関する多様な情報を一元管理し、AIが行動履歴や状況を読み解くことで、最も効果的なタイミングと方法でのアプローチが可能です。
営業部門だけでなく、マーケティングやカスタマーサクセスといった顧客接点を持つすべての部署が同じ情報をもとに連携でき、一貫性を保つことを得意としています。
6. GeAIne(ジーン)

| サービス名 | GeAIne(ジーン) |
|---|---|
| 提供会社 | エッジテクノロジー株式会社 |
| 主な機能 | フォーム営業自動化、メール自動送信、効果測定、リスト作成支援 |
| 料金(税込) | 基本プランの場合 ・ビジネス:月額44,000円 ・スタンダード:月額74,250円 ・ハイエンド:月額88,000円 |
| 特徴 | 問い合わせフォームへの営業を完全自動化 |
| 公式サイト | https://the.geaine2.jp/ |
GeAIneは、問い合わせフォームやメールへの営業活動を自動化できるツールです。
企業のWebサイトを巡回し、問い合わせフォームや問い合わせ用メールアドレスを見つけると、AIが自動で作成した営業文章を入力・送信します。
問い合わせフォームへの営業はキーパーソンの目に留まることが多く、自動化しながらも高い成果を期待できます。
複数の営業文章パターンを登録してA/Bテストを行い、成約などの効果が高いパターンを効果測定できるため、継続的な改善が可能です。
7. Sales Crowd

| サービス名 | Sales Crowd |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社アイドマ・ホールディングス |
| 主な機能 | AIターゲティング、企業データベース検索、営業業務委託、進捗分析 |
| 料金(税込) | 要問い合わせ ※ミニマムからの利用は月額10万円〜 |
| 特徴 | 1,000万件以上の企業データベースと営業支援実績 |
| 公式サイト | https://www.aidma-hd.jp/sales/sales-crowd/ |
Sales Crowdは、見込み客の発見から商談化、顧客管理まで営業業務全般をカバーするクラウド型システムです。
1,000万件を超える企業情報と豊富な営業支援実績を基盤に、AIが顧客の反応履歴や行動データを解析し、成果が出やすいターゲット企業のリストや効果的なアプローチ手段を提示できます。
外部の営業人材に業務を委託できる機能も備えており、社内リソースに限りがある企業でも営業規模を拡大可能です。
8. MiiTel(ミーテル)

| サービス名 | MiiTel(ミーテル) |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社RevComm |
| 主な機能 | 通話録音・文字起こし、音声解析、商談要約、パフォーマンス分析 |
| 料金(税込) | 通話専用プラン:2,178円/ID フル機能プラン:6,578円/ID〜 |
| 特徴 | 電話・Web会議・対面などあらゆる会話を最適化する音声解析AI |
| 公式サイト | https://miitel.com/jp/ |
MiiTelは、電話を活用した営業成績や業績アップを後押しする日本製のAIツールです。
すべての通話を自動で録音し、自動で文字起こしして要約するため、商談内容の記録や共有が容易になります。
AIの音声解析を活用して、成績の良い営業担当者の話し方を可視化できるため、効果的な営業トークを組織全体に展開することが可能です。
電話がかかりやすい曜日や時間帯を割り出す機能により、アプローチのタイミングを最適化できます。
9. APOLLO SALES

| サービス名 | APOLLO SALES |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社Onion |
| 主な機能 | 企業リスト自動作成、メール自動送信、開封確認、ターゲティング支援 |
| 料金(税込) | 月額30,000円〜 |
| 特徴 | インターネット上の情報から該当企業を自動検索 |
| 公式サイト | https://apollosales.co/ |
APOLLO SALESは、ターゲット企業の条件を設定すると、インターネット上から該当する企業を自動で検索してリスト化するツールです。
作成されたリストに対して自動的にメールを送信する機能も備えており、新規開拓の初期段階にかかる労力を大きく削減できます。
送信したメールの開封状況も追跡できるため、関心を示している見込み客を優先的にフォローアップすることで、効率的な営業活動が実現可能です。
このような情報をもとに電話でのアプローチを行うことで、温度感の高い見込み客に絞った営業ができるようになります。
10. Musubu

| サービス名 | Musubu |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社Baseconnect |
| 主な機能 | AI見込み客リスト化、企業データベース検索、絞り込み機能 |
| 料金(税込) | フリープラン:無料(30件/月) 3ヶ月スタートプラン:月額55,000円 6ヶ月プラン:月額50,000円 12ヶ月プラン:月額45,000円 |
| 特徴 | 数百万社以上のデータベースからAIが見込み客を提案 |
| 公式サイト | https://musubu.in/ |
Musubuは、過去の成約実績をAIが学習し、数百万社規模のデータベースから見込み度の高い企業を抽出してリスト化するツールです。
これまでに受注した企業の共通パターンを解析することで、自社製品やサービスと相性の良いターゲット企業を高い精度で見つけ出します。
業種、企業規模、所在地など多彩な条件で絞り込みができるため、目的に応じた質の高いリストを重複なく作成できます。
手作業で企業情報を調べる時間が不要になるため、営業担当者はアプローチや提案の準備に時間を使えるようになるのが大きな利点です。
営業で使えるAIツールの主なタイプ

AI営業ツールは大きく分けて、以下2つのタイプに分類されます。
- 営業活動そのものを自動で実行する「営業プロセス自動化型」
- データを分析して営業判断を支援する「営業管理・分析特化型」
それぞれの特徴を理解して、自社のニーズに合ったタイプを選びましょう。
営業プロセス自動化型AIツール
営業プロセス自動化型のAIツールは、見込み客の発掘からアプローチ、フォローアップまでの一連の営業活動を自動で実行します。
具体的には、インターネット上から条件に合う企業を探し出してリスト化したり、問い合わせフォームへの営業メッセージを自動送信したりなどです。
本記事でも紹介した「GeAIne」や「APOLLO SALES」などが代表的なツールで、営業担当者が何時間もかけていたリサーチやアプローチ作業を数分で完了させられます。
新規開拓に多くの時間を取られている企業にとって、特に効果的なツールタイプといえるでしょう。
営業管理・分析特化型AIツール
営業管理・分析特化型のAIツールは、蓄積された営業データをAIが分析し、成約の見込みや優先順位を数値化して示してくれます。
「Salesforce Einstein」や「Mazrica Sales」などが代表例で、過去の商談データから成約確率の高いリードを自動でスコアリングしたり、失注リスクのある案件を早期に発見したりする機能が魅力です。
また、MiiTelのように商談の音声を解析して、成績の良い営業担当者の話し方の特徴を可視化するツールもあります。
売上予測の精度を高めたり、営業チーム全体のスキルを底上げしたりする目的で導入されることが多く、データに基づいた戦略的な営業活動を実現したい企業に適しています。
AI営業ツールの選び方【失敗しないポイント】

AI営業ツールを選ぶ際には、機能の豊富さだけでなく、自社の課題や体制に合っているかを見極めることが重要です。
ここでは、導入に失敗しないための4つのチェックポイントをご紹介します。
- 自動化したい業務範囲はどこか
- 既存CRM/SFAとの連携可否
- 現場が使いこなせるか
- 費用対効果(ROI)
自動化したい業務範囲はどこか
AI営業ツールを選ぶ際には、まず自社が最も自動化したい業務がどこなのかを明確にすることが重要です。
新規開拓のリスト作成に時間がかかっているのか、商談後の報告書作成が負担になっているのか、それとも顧客の優先順位付けに悩んでいるのかによって、選ぶべきツールは全く異なります。
もちろん、すべての機能を備えた統合型ツールもありますが、高額になりがちです。
まずは最も効果が出そうな業務を1つか2つに絞り、そこを得意とするツールを選ぶことで、費用を抑えながら成果を実感しやすくなります。
既存CRM/SFAとの連携可否
すでにCRMやSFAを使っている企業では、AI営業ツールとの連携可否を必ず確認しましょう。
どんなに優れたAIツールでも、既存システムとデータを共有できなければ、二重入力の手間が発生して現場の負担が増えてしまいます。
導入前には、自社で使っているシステムと具体的にどのようなデータ連携ができるのか、APIの仕様や連携方法を販売元に確認することをおすすめします。
スムーズな連携ができれば、営業の生産性が大きく向上するはずです。
現場が使いこなせるか
どれだけ高機能なAI営業ツールでも、現場の営業担当者が使いこなせなければ意味がありません。
特に、ITツールに慣れていないメンバーが多い組織では、操作が複雑なツールは定着しにくい傾向があります。
HubSpotのように直感的な画面設計で初心者でも使いやすいツールや、Mazrica Salesのように国産で日本語サポートが充実しているツールを選ぶと安心です。
導入前には、無料トライアルやデモを活用して、実際に現場の担当者に触ってもらい、操作感を確かめることが大切です。
また、ベンダーのサポート体制や研修プログラムの有無も確認しましょう。
費用対効果(ROI)
AI営業ツールの導入では、費用対効果のしっかりとした見極めが欠かせません。
初期費用やライセンス料だけでなく、運用にかかる人件費や研修コストも含めて総合的に判断する必要があります。
たとえば、月額数万円のツールでも、営業担当者が週に10時間の作業を削減できれば、人件費換算で十分に元が取れる計算になります。
導入前には、具体的にどの業務がどれくらい削減できるのか、それによって営業活動にどれだけ時間を使えるようになるのかをシミュレーションしましょう。
無料プランから始められるツールもあるので、まずは効果を確認してから本格導入するのも賢い選択です。
AI営業ツールが向いている企業・向いていない企業

AI営業ツールの導入には向き不向きがあります。以下の比較表で自社の状況を確認してみましょう。
| 向いている企業 | 向いていない企業 |
|---|---|
| 営業担当者が事務作業に追われている | 営業活動の大半が対面での関係構築 |
| 新規開拓に力を入れたい | 既存顧客との深い関係性が中心 |
| 営業データが蓄積されている | データがほとんど残っていない |
| チームで情報共有する文化がある | 完全に個人プレーの営業スタイル |
| ITツールの導入に前向き | システム導入に抵抗感が強い |
| 一定規模以上の営業組織がある | 営業担当者が1〜2名の小規模体制 |
AI営業ツールは、定型的な作業が多く、データを活用して効率化を図りたい企業に特に適しています。
一方で、属人的な関係性が重視される業界や、営業担当者が極めて少ない企業では、導入コストに見合う効果を得にくい場合があります。
自社の営業スタイルや組織の状況を踏まえて、導入を検討することが大切です。
まとめ:AI営業ツールは役割分担でうまく使いこなそう
AI営業ツールは、営業活動のすべてを置き換えるものではなく、人とAIが役割分担をして成果を最大化するためのパートナーです。
リスト作成や議事録作成、データ分析といった定型業務はAIに任せ、営業担当者は顧客との関係構築や提案といった人にしかできない価値ある活動に集中するのが、理想的な形といえます。
まずは小さく始めて効果を確認し、段階的に活用範囲を広げていくアプローチがおすすめです。AIを味方につけて、営業組織の生産性を高めていきましょう。


