テレアポにおすすめの時間帯は?業種別のテレアポゴールデンタイムも紹介
テレアポ業務は朝から夕方まで1日中行えますが、実は成果を挙げやすい時間帯は限られています。
もし相手がかけてほしくない時間帯に電話をしてしまえば、出てもらえないだけでなく悪い印象を与えかねません。
そこで今回は、テレアポで避けるべき時間帯と効果的な時間帯などを紹介します。
テレアポで掛けない方が良い時間帯はいつ?
ここでは、テレアポで電話をかけない方が良い時間帯を以下の通り4つ紹介します。
1.始業時間の前後
2.休憩時間
3.終業時間の前後
4.相手の繁忙時間帯や繁忙期
始業時間の前後
始業時間の前後は、電話を避けるべき時間の1つです。
始業前後はスケジュールの確認や仕事の準備、メールチェックなど忙しい方が多くいます。
忙しい時間帯に電話をかけてしまうと断られることはもちろん、「忙しいのに…」とマイナスイメージを持たれてしまうこともあるため避けるべきでしょう。
また、朝イチの時間帯やミーティングや朝礼をやっていて電話に出られないケースも多々あります。
一般的な企業であれば9時始業が多いですが、10時始業などの企業も存在するため、最初の内は何度か電話して、確認しましょう。
また、ホームページに始業時間の記載があるケースもあります。
休憩時間
相手の休憩時間のテレアポも避けるべきです。
昼休憩の時間帯は担当者が不在の可能性が高く、別の方に折り返しを頼んでもきちんと折り返しをくれることはほとんどありません。
また、休憩時間中に電話をかけることでマナー違反だと思われる可能性がありますので、避けるべきです。
通常は12時~13時の間が昼休憩時間のケースが多いですが、業種や事務所によってもバラバラであり、やはり最初は別の時間帯に電話をかけて確認すると良いでしょう。
相手の立場になって営業することは、テレアポ営業にとって非常に重要なスタンスの1つです。
終業時間の前後
始業時間だけでなく、終業時間の前後もテレアポは控えましょう。
終業時間前後はその日やるべき仕事をギリギリまで行っていたり、報告書を作っていたりと忙しくしていることが多いのです。
帰り支度を始めている可能性もあり、そんな時にテレアポの電話がかかってきたらやはりマイナスイメージを持たれてしまいかねません。
また、業種によって、終業時間後は電話が繋がらないケースもあります。
終業時間後に電話をかけてくる相手には良い印象を持たないのが通常ですから、余程の事情が無い限りは翌日またかけ直すようにしましょう。
17時が終業時間であるケースが多いものの、やはり企業によって若干異なります。
ホームページに終業時間がかかれていればそれに従い、もし書かれていなければ別の時間帯にかけた際に確認しましょう。
相手の繁忙時間帯や繁忙期
その他にも相手の繁忙時間帯や繁忙期も、テレアポは避けるべきです。
業種によって繁忙時間帯は異なり、しっかりと理解しておかなければ知らずに電話をかけてしまい、反感を買ってしまいます。
例えば、飲食点であればランチタイム(11時~14時辺り)とディナータイム(18時以降辺り)が繁忙時間帯です。
また、繁忙期は業界ごとに異なり、テレアポのターゲットとなる業界の繁忙期を事前にリサーチしておく必要があります。
例えば、一般的な企業であれば、月末や年末、年度末に忙しくなります。不動産業界は春の新生活を目前とした引っ越しが増える、2~3月が繁忙期です。
理美容業界は年末年始から成人式にかけて忙しくなるため、電話は控えましょう。
各業界の繁忙期はインターネット等である程度調べられるため、電話する前に一度、調べることをおすすめします。
テレアポで効果的な時間帯は14時〜16時
ここでは、テレアポで成果が上がりやすい時間帯を以下の3つに整理して解説します。
1.午前中
2.仕事がひと段落したタイミング
3.業種ごとのゴールデンタイム
午前中
テレアポにおすすめな時間帯としてまず挙げられるのが、午前中(10時~11時半頃)です。
午後になると外出や会議が入るため電話に出られないビジネスパーソンは多く、午前中の方が電話に出てもらえる可能性が高まります。
また、始業後間もない時間帯であれば1日の予定がまだ決まっていない可能性もあり、電話からそのままアポイントまでつなげられるかもしれません。
さらに、もし午前中にかけて担当者が不在だった場合、都合の良い時間帯を聞いて改めてかけ直しができます。
ただし、先ほど話をした通り始業直後と昼休みは避けるべきですので、時間には気を付けるようにしましょう。
仕事がひと段落しやすいタイミング
仕事がひと段落しやすいいタイミングに電話をかけることで、テレアポの成功率は高まります。
具体的には、14時~16時の時間帯は、昼休みが終わっているうえに仕事が一区切りついている可能性があるため、落ち着いて話を聞いてもらえる可能性が上がるのです。
また、16時過ぎ頃は午後の会議が終わっていることが多いため、つながりやすいタイミングの1つです。
タイミングは業種で異なるため予めリサーチが必要
テレアポに最適なタイミングは業種によって異なるため、事前のリサーチが不可欠です。
業種によって、忙しい時間は異なります。
以下に、業種別のテレアポゴールデンタイムをまとめました。
業種 | ゴールデンタイム(おすすめの時間帯) |
---|---|
一般企業の事務所 | 午前10時頃と14時~16時頃 |
不動産 | 9時~10時頃 |
診療所(医療) | 朝8時頃と昼12時頃 |
飲食 | 午前11時前と14時~18時頃 |
理美容 | 9時~10時頃 |
寺院 | 16時~17時頃 |
工場 | 16時~17時頃 |
教育 | 11時~12時頃 |
農業 | 11時~12時頃 |
上記が100%正しいという訳ではありませんが、初めて電話する際の目安として取り入れましょう。
業種別のゴールデンタイムを押さえておくことで、テレアポの成功率が大きく向上する可能性もあります。
テレアポで効果が出ない理由
ここでは、テレアポで効果が出ない理由を以下の2つに整理して解説します。
1.テレアポの目的を把握していない
2.準備が不足している
テレアポの目的を把握していない
テレアポの目的を把握できていなければ、大きな成果は期待できません。
テレアポの目的は相手のニーズを引き出し、アポを取り付けることであり、自社の商品・サービスについて詳細な説明をすることではありません。
このことを理解できていないと、以下のようなトークに終始してしまいます。
<成果が出にくいテレアポトーク例>
・「弊社のサービスは非常に魅力的ですから、ぜひご案内させてください」
→サービスの魅力ではなく、相手の課題を解決できる点を説明しなくてはならない
・「弊社のサービス〇〇の性能は××で、非常に利用しやすいと評判です。更に△△な特徴があり…」
→アポどりではなくサービス説明に終始してしまっている
準備が不足しているため
準備が不足していることも、テレアポの成果が上がらない大きな要因の1つです。
テレアポは短い時間で相手にささるトークを展開しなくてはならないため、事前の準備が非常に重要となります。
具体的には、以下の様な準備をしておく必要があるでしょう。
・テレアポリストの作成
・トークスクリプトの作成
テレアポの効果を高めには、質の良いリストの作成が重要です。
確度の高い顧客に集中して電話をかけることで、アポ成功率が高まります。
企業ポータルサイトや企業ホームページ等から、情報を収集しましょう。
また、効果的な話をするにはトークスリプトの作成も重要です。
伝えるべき事項を網羅的に書き出して論理的に組み立てなおし、テレアポが上手な営業マンのトークを取り入れることで質の高いトークスクリプトができ上がります。
まとめ
テレアポの成功には電話をする時間帯の工夫が非常に重要です。
始業前後や終業前後、お昼休みなどの時間帯は電話に出てもらえない可能性が高く、出てもらえたとしても悪い印象を持たれてしまうため気を付けましょう。
10時~11時や14時~16時は比較的電話に出てもらいやすく、話を聞いてもらえることが多いためおすすめです。
ただし、あくまでも業種によってゴールデンタイムは異なりますので、事前のリサーチが不可欠でしょう。
事前準備をしっかりと行ってテレアポの目的に沿ったトークを展開することで、成功率の向上が期待できます。