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声のトーンによる印象の変化や声のトーンを上げる・下げる方法を解説

私達は様々な状況で様々な人と会話をします。
しかし中には、自分の話し方や声のトーンに自信が持て無い方も多くいることでしょう。
声はトーンを意識することで相手に与える印象は大きく変わり、様々なテクニックや練習を取り入れることで、あなたの話し方は劇的に変化するのです。
ここでは、声のトーンによりどう印象が変化するかや声のトーンを意識した会話テクニック、声の上げる・下げる方法等を解説します。

声のトーンで
与える印象が変わる

ここでは、声のトーンが高い人と低い人それぞれが与える印象を解説します。

声のトーンが高い人

声のトーンを高くすると明るさや若々しさ、元気さなどを演出でき、相手にさわやかなイメージを与えられます。
声のトーンが高い人は、相手にハキハキとフレッシュなイメージを持ってもらいやすいでしょう。
また声のトーンが高くなっている時は、焦って理性を失っている心理状態であることが多いと言えます。

声のトーンが低い人

声のトーンを低くすると落ち着きや慎重さなどを演出でき、相手に信頼感や安心感を抱いてもらえます。
声のトーンが低い人は、相手に大人っぽさや安定感を印象付けられるでしょう。
また、声のトーンが低くなっている時は、比較的落ち着いて理性を保てている心理状態である場合が多いと言えます。

電話で意識したい声の
トーンと会話テクニック

ここでは、電話時に意識したい声のトーンと会話テクニックを解説します。

声のトーン

電話では声のトーンが非常に大切です。
他者との感情や気持ちを伝える交流において、相手の印象を決定する情報の割合を示した法則を「メラビアンの法則」と呼びます。
メラビアンの法則によると、印象を決定づける情報の割合は以下の通りです。

情報の種類 情報が与える影響
言語情報 言葉の意味
会話の内容
7%
聴覚情報 声のトーン
話し方
38%
視覚情報 見た目 55%

電話では視覚情報が遮断されるため、その分聴覚情報が印象決定の要素として大半を占めるようになります。
そのため電話では声のトーンを使い分けて、自分が狙った印象を相手に与えるべきでしょう。
高い声であれば元気で若々しい印象を、低い声であれば落ち着いた大人らしい印象を与えられます。

会話テクニック

電話では声の単純なトーン以外にもいくつかのテクニックがあります。

「ソ」の音のトーンを意識

電話では「ソ」の音のトーンを意識することが大切です。
「ソ」の音を意識することで、明るくハキハキとした印象を与えられます。
口角を上げて、いつもより高めの声を意識して話しましょう。 ただし、常に「ソ」の音で話し続けると単調になってしまい逆効果ですので、会話の最初を「ソ」から始めるようにするのがポイントです。

抑揚をつけて話す

相手の注意を引いてこちらが伝えたいことを伝えるには、話し方に抑揚を点けることが大切です。
抑揚をつけることで声に表情が出て、聞き取りやすくなります。
特に、一番伝えたい所を強調して話すことで、より伝わりやすくなるでしょう。
例えば、「ありがとうございます」の言葉一つでも、平坦に話してしまうと機械的になり御礼の気持ちが相手に伝わりません。
語尾を上げる等表情を乗せる工夫をするだけで、相手の印象は大きく変わります。

ハキハキと落ち着いて話す

ハキハキと落ち着いて話すことも、電話でのトークには非常に重要なポイントです。
活舌が悪かったり早口になってしまったりすると非常に聞き取りづらく、「素人っぽさ」が出てしまいます。
とにかく普段より落ち着いたテンポや適度な音量を意識し、語尾を伸ばさないように行うことがコツです。

シーンごとに意識したい
声のトーンと話し方

シーンごとに意識したい声のトーンと話し方

ここでは、意識したい声のトーンと話し方をシーンごとに整理して解説します。

挨拶で意識したい声のトーン

挨拶はその人の第一印象を決める非常に重要なポイントであり、しっかりとした信用できる人物だと印象づけることが大切です。
対面時・電話時を問わず普段よりも少し高いトーンで発声することを心掛けましょう。
挨拶前には深呼吸をして、明るく元気な話し方で最後まではっきりと言い切ることがポイントです。
高い声であいさつをすれば明るく爽やかな印象を与えますが、低い声だとやや元気のない印象や頼りない印象を与えてしまう可能性があります。

謝罪で意識したい声のトーン

謝罪時には、真摯に謝罪していると相手に印象付ける声のトーンにすることが大切です。
特にゆっくり話すことを意識し、謝罪の言葉が流れないように抑揚をつけるようにしましょう。
あまり高い声で謝罪をすると軽く取られてしまい、謝罪の気持ちが伝わらない可能性があります。
低く落ち着いた声で話すことで、相手に響きやすい謝罪になるでしょう。

アポ取りで意識したい声のトーン

アポ取り時には、信頼に足る人物だと相手に印象付けることが大切です。
声のトーンは普段より高めに、少しゆっくり目に話すことを意識しましょう。
高い声でハキハキと話すことで、「しっかりした人だ」と安心感を与えられます。
電話時には特に高めのトーンで、「ソ」の音を意識しましょう。
対面時にはやや低めのトーンで、落ち着きを演出する手もあります。

会議で意識したい声のトーン

会議においては、自信に満ちた印象を周囲に与えることが大切です。
特に緊張してしまう場面も多いため、深呼吸をして遠くまで声を届けるように発声しましょう。
普段よりも少し低いトーンを意識し、安定感や余裕のある雰囲気を演出しましょう。
高い声だとさわやかさは出せますが、発言が少し軽々しく感じられることもあります。
低いトーンにする分真っすぐに通る声を意識し、自身に満ちた発言を演出しましょう。

プレゼンで意識したい声のトーン

プレゼン時には、説得力のある印象を相手に与えるべきです。
大切な部分はゆっくりと力強く発言し、抑揚のある話し方をすると相手への伝わり方が良くなります。
また、プレゼンでは相手に聞こえるように喋ることが非常に大切です。
低いトーンだとボソボソ話している印象を与えてしまうため、普段より少しトーンを上げて、遠くの人まで聞こえるような真っすぐに通る声を意識しましょう。

声のトーンを変える方法

ここでは、声のトーンを変える具体的な方法を解説します。

声のトーンを上げる方法

声のトーンを上げる方法は、大きく2つに分けられます。

「ソ」のトーンで声を出す

「ソ」の音を意識して発生することで、普段よりも声のトーンを上げられます。
「ソ」の音は嬉しい時や楽しい時に人が発する音であり、相手に明るさや元気さを与えられるためです。
小声で良いですので「ドレミファソ」と音階を意識して発声し、同じ流れの中で「ソ」の音に合わせて話してみましょう。
毎日少しずつでも構いませんので、「ドレミファソ」の流れから「おはようございます」「ありがとうございます」と発生してみると、身につきやすいのでおすすめです。

腹式発声を意識

発声時には腹式発声を意識することで、声のトーンを上げられます。
力のこもっていない声はボソボソとした印象を与えてしまうため、お腹を使ってハキハキとした芯のある声を出すと良いのです。
身体の力を抜いて、目や口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発音する練習をしましょう。
ポイントは1つ1つの発声を大げさに思えるくらい、口を広げたりすぼめたりして行うことです。

声のトーンを下げる方法

声のトーンを下げる方法は、主に3つ挙げられます。

腹部から話す

お腹の当たりから話すようにすることで、声のトーンを下げられます。
腹式呼吸を身につけてお腹から話すことで、芯のある落ち着いた声を出せるのです。
椅子に座って体を前に倒し(腕は脱力して垂らした状態)、そのまま呼吸をして声を出すトレーニングをしましょう。
生活の中でも腹部から声を出すイメージを持つことで、徐々にコツをつかめてきます。

喉を開く

声のトーンを下げるには喉を開くことも効果的です。
喉を開くことで、喉の奥の方で深く声を響かせられ、トーンを下げられます。
あくびをするような口・喉の形にすると、自然と喉が開きます。
そのままため息のように発声することで、喉を開く間隔をつかめるでしょう。
より実感しやすくするには、なるべく低い声でため息を出してみてください。

呼吸を改善

声のトーンを下げて芯のある通った声を出すには、呼吸の改善も大切です。
呼吸を改善することで横隔膜の使い方も身につけられ、お腹から低いトーンの声を出しやすくなります。
呼吸法の改善には、「ドギーブレス」というトレーニング法がおすすめでしょう。
口を開いて舌を出し、犬のように小刻みに呼吸をするのがドギーブレスです。
行う際には肩を上げ下げさせず、お腹を膨らませたりへこませたりして呼吸してください。
横隔膜を声の起点とすることで、落ち着きのある安定した声を出せます。

まとめ

会話や電話をする際には、声のトーンによって相手に与える印象は大きく変わります。 電話では基本的に高いトーンを意識すべきですが、謝罪や会議、アポ取りなどシーンによって適切な声のトーンは異なります。
そのため、高いトーンと低いトーンを効果的に使い分けて話すことが大切でしょう。